画像は横浜スタジアム
5月9日 ●3-4xDeNA(延長10回)(横浜スタジアム)
広 島 000 300 000 0・3
DeNA 001 000 101 1x・4
広島通算32試合16勝15敗1分け(3位変わらず首位阪神まで1・5差)
18時開始・3時間17分、31,806人
相手先発 バウアー8回8安打3失点
広島本塁打 末包昇大5号2ラン
DeNA本塁打 松尾汐恩2号ソロ
広島スタメン
一番センター中村奨成
二番セカンド菊池涼介
三番レフトファビアン
四番ライト末包昇大
五番キャッチャー坂倉将吾
六番サード小園海斗
七番ショート矢野雅哉
八番ファースト田村俊介
九番ピッチャー森下暢仁8回109球5安打2失点(自責2)
栗林良吏
●森浦大輔(14試合1勝1敗)
今季4度目のサヨナラ負けを喫した広島は連勝が4でストップ。逆に横浜スタジアムでの2024年9月からの連敗が8に伸びた。勝ったDeNAは3位広島まで0・5差。
両先発は、ともに8回を投げて降板。その時点では3対2で広島がリードしていた。
広島先発の森下暢仁は三回、バウアーとバッテリーを組む松尾汐恩に2号ソロを打たれて先制されると、七回の二死二塁では佐野恵太に適時打された。勝てる投手はこういうシチュエーシュンで失点しない。
DeNAバウアーは中5日で124球を投げ8安打されたが失点は三回の3点のみだった。広島がファーストストライクを狙ってくるところを捉えられた。ファビアンに適時打されたあと、末包昇大にレフトポール直撃2ランを打たれた。
ブルペン勝負となった九回、広島はDeNA二番手の宮城竜太から先頭、矢野雅哉の二塁打で加点のチャンスを迎えたが後続なし。その裏、マウンドに送った栗林良吏が一死から度会隆輝、オースティンの三、四番に連打されて同点にされた。
開幕後、不安定な投球が続いていた栗林良吏は、ここ4試合続けて少ない球数で1イニングを抑えその間1S、1H。一時は控えていたフォーク連投の本来の投球スタイルも復活!だが、この日はその決め球を打たれた。
延長十回、広島打線はDeNA3人目の入江大生に対しても先頭の菊池涼介が二塁打。しかしここでもクリーンアップが不発に終わった。坂倉将吾のファウルフライは、途中出場でこの回からサードに回った林琢真が、カメラマン席に落下しながらキャッチした。
その裏、広島3人目の森浦大輔は、その林琢真にサヨナラ打を許した。ここまで13試合で巨人キャベッジのソロによる1失点のみだった頼みの左腕に負けがついた。ストロングポイントであるはずのブルペン陣がともに失点すれば当然、勝利は遠のいていく。
ヒーローになった林琢真は「今日は家族とじいちゃんとばあちゃんが見に来てたんで、ばあちゃんは足が悪いんで見に来るのが最後になるかもと言われていたので、打てて良かったです」と涙のインタビュー。本拠地ならではのモチベーションを明らかにした。
サヨナラ勝ちのホームに還ってきたのは投手陣を粘り強くリードした松尾汐恩(二塁打で出塁)だったし、七回と九回に貴重なホームを踏んだ度会隆輝はともに広島ベンチのリクエストを跳ねのけて?の二塁打で延長勝負のお膳立てをした
DeNAナインの広島戦でのしぶとさは、おそらく4月4日からのマツダスタジアム3連戦で、不慣れなグラウンドコンディションに足を引っ張られて3連敗したことから来ているのだろう。その悔しさをベイファンの前で”倍返し”…今季、広島は日本一球団の適地で何勝できるだろうか?(ひろスポ!取材班&田辺一球)
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広島スポーツ情報サイト「ひろスポ!」と情報共有の<田辺一球広島魂note >は、中国放送2000年開始の「RCCカープ」(現在の「カーチカチ!」)内「記者一球」から日々の更新が続き、全国のカープファンに愛され連載1万回まであと少し…
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