シード校の市立呉が高陽東とタイブレーク激戦制す、盈進、崇徳は好発進～第１０５回全国高校野球選手権記念広島大会第５日（７月15日）

各種競技スポーツ

2023年07月15日: 編集部

画像は開会式で優勝旗を手に行進する盈進ナイン

第１０５回全国高校野球選手権記念広島大会第５日（７月15日）

２回戦12試合が県内５球場であった。

＜鶴岡一人記念球場＞
市立呉３－２高陽東（延長十一回タイブレーク）
安芸南12―７呉商（延長十回タイブレーク）
盈進６－０宮島工

春の県大会4強で昨夏の大会8強の市立呉が高陽東との接戦をモノにした。八回、１対１同点に追い付かれてタイブレークの延長に入り、１点を追いかける延長十回にぎりぎりのところで追いついた。

無死満塁からのタッチアップがアピールプレーでアウトになり、その後の三塁強襲の打球で２対２同点。迎えた延長十一回、二死満塁で東倖暉（２年）の中前打で試合を決めた。

高陽東は先発メンバーの9人で戦い、先発した秦幸四朗（2年）は１５６球を投げて自責１だった。

……

安芸南と呉商は序盤から点の取り合いになり安芸南が３度追いつかれて７対７の延長タイブレークへ。延長十回に5点を奪った安芸南の勝ち。安芸南は15安打で二番・内海寿仁主将（3年）が４打数２二塁打、三番・福田直純（3年）が５打数４安打３打点、四番・岸田優斗（2年）が5打数２安打２打点、五番・山重拓真（３年）が６打数２安打２打点。

部員16名の呉商も13安打で応戦。二番・木村駿介（２年）が5打数４安打、三番で先発したあと内外野を守り再度登板した三番・菊岡優（3年）が５打数３安打１打点、1年生キャッチャーの五番・川瀬空も5打数２安打３打点だった。

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昨夏の優勝校、盈進はノーシードからのスタートで宮島工に快勝した。1年生の五番・安間漣が三塁打と二塁打を１本ずつ放ち5打数３安打3打点。

＜バルコムBMW野球場＞

崇徳７―０戸手（八回コールド）
広工大10－０呉高専（五回コールド）

昨夏の大会８強、春の県大会４強の崇徳は第２シードでの初戦となり、並木学院・忠海に6対０で勝って2回戦に進んできた戸手を押し切った。戸手は3安打止まり。しかし9人で戦い、１番をつけた倉本翔太（3年）は並木学院・忠海戦完投に続いて１３１球を投げ切った。

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広工大の佐伯亮羽（3年）は５回69球の１安打ピッチング。1回戦の呉工戦では原田陽平（3年）、横山聡哉（３年）、桒原凌馬（３年）の3投手が登板しており、層が厚い。

＜エブリイ福山市民球場＞
尾道商11－福山工（五回コールド）
近大福山６―１広島市工

尾道商は一回に高橋一真（3年）が先頭打者ホームランを放つなど６点を取って流れを掴んだ。春の県大会ベスト８に入り始めてシード権を獲得しての参加となった福山工は2安打止まりだった。

……

昨夏の大会4強の近大福山は一番・藤井開大（3年）の3安打の活躍などで好発進。

＜ぶんちゃんしまなみ球場＞
広８―２松永
英数学館７－１広島商船高専

広は一番から六番までの打線が機能して12安打で打ち勝った。昨夏の大会3回戦で広陵を倒し16強に進んだ英数学館は投打のバランスが良く好発進。広島商船高専は3安打止まりで3投手の継投でかわし切れなかった。

昨夏の大会3回戦で広陵を倒して16強に進んだ英数学館は投打のバランスが良く、好発進。

……

＜三次運動公園野球場＞
賀茂９－２可部（八回コールド）
福山12－１吉田（五回コールド）
神辺旭11－１三次青陵

賀茂の堤田亘哉（3年）は初戦の基町戦（１２２球9回完投）に続き8回99球完投で自責０。注目の1年生四番・中村勝は４の０だったが、一番を打つ堤田亘哉が3安打３打点、二番・田邊大和（3年）も4打数３安打１打点。可部は投手陣が11四球で流れを手放した。

……

福山は初回に2点、その後も3点、４点、1点、2点。部員16人の吉田は2安打止まり。1時間29分でゲームセットになった。

……

部員数ぎりぎりの三次青陵は２安打止まりだったが、八回を終えた時点で１対６と熱戦を展開。九回に5点を失い勝負あり、となったが価値ある2時間41分になった。

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