地域と共に、みんなの広島スポーツ交流マガジン

こやのかおるサポーターズクラブ事務所が２月２１日、広島市中区立町の立町ビル１階に開設された。

午後１時、事務所前に敷かれた赤じゅうたんの上には広島県サッカー協会名誉会長の野村尊敬氏、広島プロバスケットボール株式会社代表取締役社長の中島健太氏らが並び、テープカット。

「こやぁのかおる　チャチャチャ　チャッチャッ　こやぁのかおる　チャチャチャ　チャッチャッ」…

…と広島ではお馴染みのリズムが響き渡ると、４月の広島市長選立候補予定者の小谷野薫氏が深々と頭を下げ、テレビカメラと報道陣、サポーターらを前に次のようにあいさつした。

「本日はお寒い中かくも多数のみなさまにお集まりいただき、本当にありがとうございました。本日、この場から、わたくしたちの広島を目覚めさせる戦いが始まります」

「この戦いは、多目的スタジアムを旧広島市民球場跡地につくるラストチャンスなだけではありません。この戦いは、災害復興と街づくりなど、将来投資と財政再建を両立させ、雇用を拡大し景気を良くし、弱者切り捨てをやめ、そして世界に積極的に平和を発信する広島。広島市政を取り戻す為の戦いでもあります。また、広島市民の声を広島市政に反映させる戦いでもあります」

「このままでは広島の街は沈んでしまいます。しかし、わたくしたちには、わたくしたちの住んでいるまちに対する夢を語り、声をあげる権利があります。みなさまと共に、あかるく元気でたのしい、ひろしまのまちをつくっていきましょう」

「みなさまと共に、We Fight Together Wake UP Hiroshima  がんばりましょう！！」

すると期せずして”スタンド”から…

…宮島さんの神主は、おみくじ引いて申すには、こやのかおるが　かぁーちかぁーちかっちかち、

…宮島さんの神主は、おみくじ引いて申すには、こやのかおるが　かぁーちかぁーちかっちかち、

カープユニを着たファンの歌声に会場もつられ大合唱。鳴り止まぬ拍手で場が盛り上がり、そのあとマスコミ各社の囲み取材が始まった。

－きょうから事務所開。事務所に集まった皆さんにまず何を伝えたいと思うか？

小谷野　今回のわたくしたちの戦いは、市民の声をどういう風に広島の市政に反影させていくのかという戦いでもあります。そうした中で、今日ここにお集まり頂いた方々が、ご友人やご同僚の方々を巻き込んで、大きなうねりとなる市民の運動。これが巻き起こっていく事を本当に期待します。わたくしひとりでは、この戦いは勝てませんが、多くの市民の方々の助け、サポートを得て、広島の街を変えていきたいなという風に思っています。みなさん本当にお願いします。今後はこの事務所、わたくしのウェブサイト等を通じて、活動の輪をどんどん広げていきたいなというふうに考えています。

－この事務所の場所について。

小谷野　街の中心部の活性化という事が今回のわたくしの戦いのテーマでもあり、やはり街をもっともっと元気に明るくしていこうという思いも込めて、この場所を選ばせて頂きました。

－どんな方に今後、出入りして頂きたいか？

小谷野　ひろしまのまちを愛するすべての方に…。若い人もそうですし、やはりすべての世代の方々にとって、住みやすい、楽しいコンパクトシティーという所も極めて大事なテーマだと思います。また、街の中心部が活性化するからこそ、その影響といいますか果実ですね…。広島市の税金に当たるのだろうなという風に思っていますので、やはり広島をみんなで元気にしていきたいという思いを非常にに強く持っております。

取材を終えた小谷野氏は、サポーターらおよそ５０名とともに「目覚めよ！広島！」と書かれた、緑色の旗を持ち本通りへ。「こやのかおるをよろしくお願いします！」と連呼しながら、パルコ前で引き返し、さらに本通り商店街を西へ進んでエディオン紙屋町本店を周ってさらに紙屋町交差点を南に下り、再度本通商店街に入りおよそ４０分の”キックオフ・ラン”を終えた。

同事務所は午前9時から午後７時までオープン。ボランティアは随時募集中。

広島のサッカースタジアム問題、旧広島市民球場跡地問題の詳しい経緯のアーカイブ…
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