広島県高校野球連盟は2月21日に理事会を開き、硬式、軟式とも春季大会から「タイブレーク」方式を採用することを決めた。
延長12回で決着がつかない場合、延長十三回は無死一、二塁からスタートする。十三回の先頭打者は選択できる。また、その前の打者ふたりが走者となる。
5月30日に開幕する中国大会でも「タイブレーク」が採用される。
長らく「延々と続く白熱戦」が美徳とされてきた高校野球界。しかし昨夏、全国高校軟式野球大会準決勝で崇徳が中京と4日間に渡り延長50回を戦ったことなどにより、その”価値観”と”球児の健全なる成長”、さらには”野球の国際化”の狭間で、多彩な声がよりいっそうあがるようになり、日本高校野球連盟とその傘下の組織では「タイブレーク」採用に向けての流れが一気に強まった。