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2017年04月30日
編集部

広島ドラゴンフライズ、B1昇格プレーオフへの試練、熊本ヴォルターズに先勝許し3位後退

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熊本ヴォルターズ
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B1昇格に燃える熊本ヴォルターズのマスコット、ぼるたんのどアップ…(トップ画像説明)

 

広島ドラゴンフライズはいよいよ後のない戦い、の究極ソーンに突入した。B.LEAGUE B2レギュラーシーズン残り2節、4試合となって臨んだ4月29日の 熊本ヴォルターズ戦(熊本県立総合体育館)を74-84のスコアで落とした。

この結果、B.LEAGUE B2西地区で2位をキープしていた広島ドラゴンフライズはトータル43勝14敗で熊本ヴォルターズに並ばれた。さらに直接対決で3勝4敗となり3位に転落した。

「土日連敗」となれば、残り2試合を残して自力でのB22位確保が不可能になる。2位に入れなければプレーオフ切符は 熊本ヴォルターズに持って行かれる。それは即、B1昇格の夢が消えることを意味する。

広島ドラゴンフライズにはこの一戦を迎えるにあたり、チーム共通のイメージを作り上げた。それは「80点台」の得点をあげること。熊本ヴォルターズのディフェンスに手を焼いてきた分、対策には万全を期した。

敵地で4000人を超えるブースターの声援が交錯する中、前半を終えて39-32。この数字を2倍にすれば78-64。前半戦、数字的にはほぼ狙いどおりの展開に持ち込むことができたように見えた。だが、第3クォーターに落とし穴が待ち受けていた。

どの競技もそうだが、ミスは命取りになる。バスケもそう。シュート以外で攻守が切り替わるターンオーバー、さらにはディフェンスリバウンドからイッキに走られ多彩な攻撃を許すとなると苦しくなる…。

「すべてにおいてまずディフェンス」という広島ドラゴンフライズの”陣形”に生じたわずかな隙を相手は突いてきた。第2クォーターで最大15点差をつけたのに、最後は7点差で前半を折り返すことになった。この時点で、相手は勝機を見い出していたのだろう。

第3クォーター開始2分20秒で1点差に迫られ、3分半で41-42と逆転された。そのまま12連続失点…。残り5分で朝山正悟が2Pを返し43-44としたがそれが”最後”の逆転チャンスになった。

その後は50-43とされ、さらに51-57となり60-53で第4クォーターへ。そこから開始1分20秒で5点差まで詰め寄ったあとは、あっという間に13点差まで引き離された。先手必勝の大舞台。一度、手放したゲームの流れを取り戻せるほどの余力は残されていなかった。

キャプテン朝山正悟が奮闘してこの日チーム最多の18得点をマークした。それでも3Pは4の1だった。3P5の0のコナー・ラマートは6得点に止まり、得点源の山田大治も8得点と封じられた。

鵤誠司はチーム最長の32分間コートに立ち10得点、果敢に7本の3Pを放った田中成也はそのうち3本を沈めて11得点だった。

これまで、熊本ヴォルターズとの2連戦は、いずれも1勝1敗と星を分けてきた。第2戦を取り返せば、星取りではチャラにできるがそうなると、直接対決での得失点差勝負となる。得失点差でも熊本ヴォルターズが+4。ぎりぎりの勝利ではこの勝負に関しては相手の上に行けない。

直近の10試合では広島ドラゴンフライズ6勝4敗、熊本ヴォルターズ7勝3敗となっている。重圧の中、互いに乗れないもの同士!?、…なので挽回の余地は残されているが果たして…

 

B.LEAGUE B2 第29節
広島ドラゴンフライズ74-84熊本ヴォルターズ
1Q:19-12
2Q:20-20
3Q:14-28
4Q:21-24
今シーズン成績:43勝14敗
会場:熊本県立総合体育館
入場者数:4356人

【スターター】
広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也

熊本:#1中西良太、#2古野拓巳、#7小林慎太郎、#9神原裕司、#20ジョエル・ジェームス

【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#2朝山正悟18点
#24田中成也11点
#18鵤誠司10点

◆リバウンド
#0アジーズ・エンダイ 9リバウンド
#18鵤誠司6リバウンド
#12ダニエル・ディロン5リバウンド
#21コナー・ラマート5リバウンド

熊本ヴォルターズ
◆得点
#20ジョエル・ジェームス24点
#2古野拓巳18点
#1中西良太14点
#9神原裕司12点
#43ポール・ビュートラック12点

◆リバウンド
#20ジョエル・ジェームス11リバウンド
#1中西良太7リバウンド
#11福田 真生5リバウンド
#43ポール・ビュートラック5リバウンド

◆アシスト
#2古野拓巳5アシスト

広島ドラゴンフライズ・☆佐古賢一HC

3Q以外はしっかり戦えたが、3Qの立ち上がりで熊本のエンジンが上がったところでタイムアウトを取ったが流れを変えられなかった。少しディフェンスが機能しなくなり、リバウンドでも押し込まれた。ここが悔やまれるゲームとなった。オフェンスでも外々と意識をしすぎて、中は攻め急いだ。焦りが出てしまった。このゲームが大切ということで早いタイミングで3つのタイムアウトを取ったが、4Qで13点差にされた3Pがこたえた。明日はもう少し粘り強く各Qで勝てるようにしっかりと戦いたい。一試合を通して自分たちのバスケットをしたい。

 

広島ドラゴンフライズ・朝山正悟

今日は大事なゲームということで気持ちも入っていたし、良い準備もできていたと思う。3Q、4Qで残念な結果になってしまった。今シーズンの広島の弱さが出たということだと思う。明日もう一度チャンスはあるし、後悔はしたくないので、自分たちのできることをやって、明日に臨みたい。

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