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2017年08月13日
編集部

サンフレッチェ広島、不覚1敗、GK中林痛恨だが得点ゼロはノーファンタジー

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中林
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中林(トップ画像、左端)はJ1リーグ戦7試合連続でスタメン出場

 

(明治安田生命J1リーグ第22節、ベガルタ仙台対サンフレッチェ広島、8月13日、ユアテックスタジアム仙台)

アウェーのベガルタ仙台戦で勝ち点3を狙ったサンフレッチェ広島が0-1で敗れた。

前節まで15位のコンサドーレ札幌と同14位のヴァンフォーレ甲府の対戦は1-1の引き分けに終わり、それぞれ勝ち点20として順位は変わらず。

また前節16位の大宮アルディージャは最下位のアルビレックス新潟に1-0で勝って勝ち点を19とした。

勝ち点15のまま17位のサンフレッチェ広島にとっては手痛い1敗となった。この試合をモノにしていれば勝ち点18で上位3チームに肉薄できた…

 

シュートの数はベガルタ仙台の16本に対して12本。結果的には出場停止の青山の分をカバーしきれないまま7戦勝ちから遠ざかっていた相手に完封負けを喫した。

直近の2試合で5得点の攻撃陣が「ファンタジー」を起こすことができず、「勝点3もしくは勝点1を持って帰れなかったのは残念」とヨンソン監督も無念さを隠すことはしなかった。

ただ、スコアレスドローの可能性もあった。…が、後半6分、思わぬ形で失点した。

ベガルタ仙台のシャドーのひとり、西村のシュートはGK中林の正面へ。中林はそのままジャンプしてクリアしようとしたが、跳び過ぎてボールは思ったよりも低い位置へ…

両手指先に当たったボールは右上に跳ねた。中林はゴールラインを割るかどうかのところで懸命に掻き出した。そこにもうひとりのシャドー、奥野に詰められ決勝点を奪われた。

中林はヨンソン監督の初陣となった7月30日、第19節のサガン鳥栖戦で、相手エンドライン付近からの素早いカウンターに対応しきれず、頭上を越されて決勝点を献上している。

7月1日、第16節の大宮アルディージャ戦から、中林のスタメンはこれで7戦連続となった。そしてまだこの間、完封勝利がない。

「攻撃は最大の防御」を掲げるヨンソン監督の下で、前から守り、最終ラインを4人で固めて完封勝ち…となればチームに芽生えつつある自信が確信に変わるはずだ。

ベガルタ仙台戦を前に「ゴールキーパーも含めて我々は誰がピッチに立っても自信を持っています。スタメンはその時のベスト!不安はありません」と足立強化部長は話している。

次節は8月19日、ヴァンフォーレ甲府との”直接対決”でホーム初勝利を目指す。もちろん目指すは今季まだ1度しかない完封勝ちである。

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