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2017年10月21日
編集部

サンフレッチェ広島、川崎フロンターレに0-3完敗、J1残留切符ファンブル

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中林
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    ダグ

  • レッドヘルメット

ヨンソン監督とGK中林、2017年8月17日撮影、サンフレッチェ広島関係者にGKは不安材料ではないか?と尋ねたところ、ピッチに立つ選手がベスト、とのことだったのだが…(トップ画像説明)

 

明治安田生命J1リーグ第30節、サンフレッチェ広島対川崎フロンターレ(10月21日、エディオンスタジアム広島)

サンフレッチェ広島スタメン
GK 中林
DF 丹羽、千葉、水本、高橋
MF 青山、森島、稲垣、アンデルソンロペス、柏
FW 皆川

雨の中の大事なゲームはミスから完敗、となった。

前半、開始早々から川崎ペース。しかしGK中林が4分、12分と2度、危ない場面を防ぎ流れを引き寄せると、前半14分、広島は左CKを獲得。スタメン抜擢のFW皆川の右足シュートが川崎のGKチョン・ソンリョンの足へ当たる不運…

前半20分にはMF青山からMFアンデルソンロペスへ、右からのクロスに最後はMF稲垣が反応して先制点…しかしフラッグが上がってこれはオフサイド…

前半28分、同じくスタメン抜擢のMF森島のミドルシュートは枠外へ。

迎えた前半40分、川崎のFKはゴール左およそ30メートルから。蹴るのはMF中村。ファーポストへの浮き球、GK中林キャッチしたかに思えたがファンブル。次の瞬間には「ラッキーだった」というMF谷口に押し込まれた。

前節で鹿島アントラーズに0-2完敗を喫したこと。J2降格圏内の16位に、9月16日の15位浮上から逆戻りしたこと、そして連敗は絶対に許されないこと、この日がホームゲームであること。

あらゆる状況から”ミスによる先制点献上”などあってはならないはずだった。チーム内には当然、動揺が生じる。

前半アディショナルタイムに2点目を失うと、前半終了間際のアンデルソンロペスの強烈なシュートはファーポストを叩き、手前に跳ね返ってきた。

ほんのわずかの差…、だが、ミスをしたチームにはなかなか勝利の女神も微笑みかけてはくれない。

それがサッカー、だ。

それでも試合時間はまだ残されていた。加えて、必ず得失点差もJ1残留へのカギになる。

それが分かっていても後半、自分たちの隙を突かれて3点目を決められた。J1優勝を争う相手に対して、ミスから失点して盛り返すほどのチーム力は…ない。

試合後、ヨンソン監督は「得点を決めることができなかったのが大きな敗因」と話し、同時に「3失点のうち2失点は不必要なもの」、「守備は残念だった。選手たちにとっては、最初の失点が痛かったと思う」とした。

残り4試合となって、もう本当にあとがなくなった。鹿島アントラーズ、川崎フロンターレ。この2チームを相手に、森保前監督時代の”遺産”のひとつ、2ボランチを1ボランチに変更したが結果的には0-2、0-3のスコアになった。それ以前のリーグ戦6試合連続負けなしの積み重ねが音を立てて崩れ始めた。

もう他会場の結果など気にしている場合ではなくなった。まず、”自分たち”だ。

それでも幸いにして、他会場はサンフレッチェ広島と、サンフレサポーターと広島の街にチャンスを与えてくれている。

第30節他会場結果
コンサドーレ札幌2-1FC東京
清水エスパルス0-0ベガルタ仙台
ヴァンフォーレ甲府0-2セレッソ大阪
大宮アルディージャ1-1柏レイソル
アルビレックス新潟2-2ジュビロ磐田

第28節でサンフレッチェ広島が1-1で引き分けたコンサドーレ札幌には引き離されたが、”幸いにして”ヴァンフォーレ甲府がおつきあいしてくれている。

一方、大宮アルディージャは強敵相手に堂々の引き分け、ギリギリのところで踏み止まるアルビレックス新潟も引き分け…どこも生き残りを懸け必死の様相だ。

J1リーグ残留争い順位(29節まで)
順位 クラブ名 勝ち点 勝ち数 引き分け数 負け数 得失点差

13位 コンサドーレ札幌  31 8勝7分け14敗 -12
14位 清水エスパルス   29 7勝8分け14敗 -17
15位 ヴァンフォーレ甲府 28 6勝10分け13敗-13
16位 サンフレッチェ広島 27 6勝9分け14敗 -14
17位 大宮アルディージャ 23 5勝8分け16敗 -23
18位 アルビレックス新潟 15 3勝6分け20敗 -36

J1リーグ残留争い順位(30節まで)
順位 クラブ名 勝ち点 勝ち数 引き分け数 負け数 得失点差
13位 コンサドーレ札幌  34 9勝7分け14敗 -11
14位 清水エスパルス   30 7勝9分け14敗 -17
15位 ヴァンフォーレ甲府 28 6勝10分け14敗-15
16位 サンフレッチェ広島 27 6勝9分け15敗 -17
17位 大宮アルディージャ 24 5勝9分け16敗 -23
18位 アルビレックス新潟 16 3勝7分け20敗 -36

サンフレッチェ広島は残り4試合、浦和レッズ(7位)、ヴィッセル神戸(9位)、FC東京(11位)、柏レイソル(5位)と戦う。

ヴァンフォーレ甲府は、同じくビッセル神戸(9位)、アルビレックス新潟(18位)、大宮アルディージャ(17位)、ベガルタ仙台(12位)との試合を残している。
※( )内数字は30節終えての順位

どうみても、サンフレッチェ広島の方が不利な状況にある。ヴァンフォーレ甲府との得失点差が”2差”というのも極めて大きい。

次節はACL決勝に進み意気上がる浦和レッズを10月29日、エディオンスタジアム広島に迎える。(浦和レッズは10月22日に第30節、ガンバ大阪戦を消化、勝っても負けても順位は7位のまま)。

一週間後、サンフレッチェ広島の運命は決定的となってしまうのか?

紫に染まるスタンドの声援を追い風にして、すべてをひっくり返すほどの大きな勝利を引き寄せるのか…

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