赤を食べ尽くせず、消化不良の首位決戦、サンフレッチェ広島対浦和レッズ０－０ドロー

2015年03月22日: 編集部

Ｊリーグマスコット総選挙、センターポジションのサンチェくんも食堂で「赤を食べ尽くせ！」に協力したが、その思いはピッチに届かなかった…

Ｊ１第３節の「首位決戦」、勝ち点６、得点４、失点１で並ぶサンフレッチェ広島と浦和レッズの注目の一戦が３月２２日、エディオンスタジアム広島で行われた。

「赤を食い尽くせ！　赤を飲み尽くせ！」とホームゲームの試合会場・飲食ブースに赤を基調とした食べ物・飲み物を揃えたサンフレッチェ広島は、試合後に浦和レッズに「ごちそうさま」と告げるはずが結果的には消化不良の９０分となった。

予想されていたとはいえ、“サンフレッズ”浦和の先発メンバーには、西川、森脇、槙野、柏木、李、さらに石原と、後ろから前まで元サンフレメンバー。

前半は“首位決戦”にふさわしく、両チームともアグレッシブに、自分たちのボールになると、ゴールを目指す展開に。柏、茶島、佐藤寿人がゴールの匂いのするシュートを放つが、しかし枠を捉えられずじまい…。

後半は、一転して“消化不良”の内容となり、傍から見ていても互いに「まあ、食い尽くすのもいいけど、勝ち点１でもいいか」というようなプレーの連続…。チャンスは相手のミスが重なった時ぐらいで、そのまま０―０で終了した。

シュート数は、前半が広島９浦和５、後半はともに４。

なお、この試合に先発した茶島は、豊富な運動量やスピードに乗ったドリブルなど、自分の特徴を生かしたプレーで、今後が楽しみなプレーを見せた。

試合後、浦和レッズのペトロヴィッチ監督は「３週間半で7試合目、連戦の最後のゲームで非常に厳しい状況だった。でも浦和レッズはどのゲームでも勝利を求められるチーム」と話し、「後半は時間の経過と共に我々の方が相手より走れていたのではないか」と鋭いけん制球を投げてきた。

開幕３連勝を逃したサンフレッチェ広島、森保監督は「２万６０００人を超えるサポーターのみなさんにゴールシーンをお見せすることができず、勝利をお届けすことができませんでした」とコメント。２０１２年3月、初めてペトロヴィッチ監督と対戦して初勝利をあげて以来、９戦連続未勝利で、リーグ戦では昨年の２戦も含めて２７０分得点できていない。

森保監督ｖｓペトロヴィチ監督、2012年シーズン以降の対浦和戦の成績（Ｈはホーム、Ａはアウェー）

2012年３月10日・Ｈ　　Ｊ１　　１－０〇
2012年６月27日・Ａ　　ナビ杯　  ０－３●
2012年11月17日・Ａ　　Ｊ１　　  ０－２●
2013年３月２日・Ｈ　    Ｊ１　　  １－２●
2013年８月３日・Ａ　　Ｊ１　　  １－３●
2014年３月15日・Ｈ　    Ｊ１　　０－２●
2014年８月16日・Ａ　    Ｊ１　　０－１●
2014年９月３日・Ｈ　　ナビ杯　０－０△
2014年９月７日・Ａ　ナビ杯　　２－２△

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