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2017年10月29日
編集部

広島から2020東京へ、五輪サッカー日本男子の森保一監督会見へ、その広島で沈黙する松井市長と湯崎知事

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2012年12月、森保監督とサンフレッチェ広島イレブンは広島の街を紫に染め、そこで湯崎知事、松井市長はスタジアム建設の早期実現について”約束”したのだが…(トップ画像は2012年2月に開催されたサンフレッチェ広島優勝報告会より)

 

森保一氏が10月30日、都内で注目の会見に臨む。

サンフレッチェ広島監督、退任の知らせが報道機関にクラブ側から発信されたのが7月4日。

日本サッカー協会関係者と接触したのち森保氏が単身、ドイツに向け出発したのが9月22日。

日本サッカー協会が森保氏の五輪代表監督就任を決めたのが10月12日。

森保氏が帰国したのが先週。4カ月で森保氏の立ち位置は広島から東京へ、Jリーグから世界舞台へと変わった。

一方で何も変わっていないのが広島市。

森保氏がサンフレッチェ広島時代にずっと訴えてきた「平和を発信できる旧広島市民球場跡地のサッカースタジアム」に関しては「スタジアムは話も聞かなくなった」と関係者が嘆くような状況だ。

広島市などの説明では「広島みなと公園、旧広島市民球場跡地、中央公園の3候補地の比較検討のため、のちに追加した中央公園の調査を優先する」となっているが、「調査」の期間は9月29日まで。とっくに終了しているが、その調査結果さえ発表されていない。

8月には中央公園に隣接する基町地区住民と3度目の話し合いが持たれた。1回目の話し合いは2016年11月6日に開催された。3回開催するのに10カ月を要している。基町地区住民のまとめ役の中からは「5回でも6回でも話し合いをしてじっくりと…」の声が上がっている。

広島市の松井市長、広島県の湯崎知事は、ともに定例の記者会見の中でここ数カ月、まったくサッカースタジアムに触れていない。一時期、あれほど「みなと公園優位」を強調していたにもかかわらず、だ。

定例会見は代表質問に沿って進められるがその内容は事前に、市や県の担当者とすり合わせることになっている。サッカースタジアム問題はその段階でカットされる。

10月29日(日)、エディオンスタジアム広島ではJ1リーグ第31節、サンフレッチェ広島対浦和レッズ戦が開催された。

この試合にも敗れたサンフレッチェ広島は降格圏内から抜け出すことができず、いよいよ窮地に追い込まれた。

雨上がりのホームスタジアムには1万7178人のサポーターが詰めかけていたが、こういう時こそ、松井市長、湯崎知事の広島ツートップのサポートも必要な時ではないか?残念ながら来賓席にその姿は見えなかったが…

2012年年12月、サンフレッチェ広島の優勝報告会。平和記念公園に集まった2万人の市民・県民の前で湯崎知事と松井市長は新サッカースタジアム建設の早期実現を約束した 。

あれからもうすぐ5年…。

5年あれば、サッカー五輪代表がそのピッチに立つ、専用スタジアムはとっくに完成している。

だが、今の広島には、世界に挑む森保ジャパンを、胸を張って受け入れるだけの準備は何もできていない。森保ジャパンのデビュー戦を行うにあたり、平和都市広島ほどふさわしい場所はない、というのに…

広島新サッカースタジアム取材班

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