国立代々木競技場第1体育館そばから見た風景、複合型サッカー専用スタジアム建設案が浮上したエリアは同体育館から至近距離にある。まさにマチナカスタジアム、である。
都内渋谷区内にある都立代々木公園内に複合型サッカー専用スタジアム建設案、浮上…、についてひろスポ!では7月31日に記事を掲載した。
ひろスポ!記事
吹田市、北九州市、京都市に追い越された広島市のサッカースタジアム建設、代々木スタジアム案浮上でますます窮地?
hirospo.com/pickup/39685.html
関連で、スポーツ報知記事(7月29日掲載)
代々木公園にサッカー専用スタジアム…25年まで完成へ複数民間事業者が都に提案
www.hochi.co.jp/topics/20170729-OHT1T50036.html
これを読めば、都立代々木公園内への複合型サッカー専用スタジアム建設案が広島にとって深い関係がありそうなことは十分に読み取れる。しかしいまだ、広島のメディアがこの話題に触れた形跡はない。
…なので、ひろスポ!ではどんどん話を進める。
結論から言えば、この都心のど真ん中に「スポーツの聖地」を誕生させるというプランは、日本のスタジアムの歴史の大転換を促すポテンシャルを秘めていると考えていい。競技者優先で場所は都心部から離れていて不便、という「カネ食い虫」だった従来型のスタジアム(エディオンスタジアム広島はその最たる例)に別れを告げ、新たな価値と利益を生み出すマチナカスタジアム、スマートベニューは、ポスト2020TOKYO、としての国家戦略の柱でもある。
広島のスタジアム建設がその国家戦略の中に組見込まれつつあることはひろスポ!でもすでに報じた。広島のスタジアム建設案が「マチナカ」を第1条件としたことでその資格あり、と国に認められたことになる。
だが、代々木スタジアム案が動き出せば、広島はまた後手に回るだろう。波及効果抜群の首都都心型スタジアムの建設が優先されるであろうことは、誰にでも分かる。
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その対抗策がもしあるとするならば、おそらくただひとつ。スタジアム建設場所をさっさと旧広島市民球場跡地に決めること、である。(この話はまた別の機会に…)
中央公園でのスタジアム案における懸案事項については上記、「広島市が考える「中央公園サッカースタジアム」は「えっそんなもの?」という程度、2020東京以降の国家戦略、スマートマチナカスタジアムの真逆を行く時代遅れの粗悪品掴まされそう…」の中で少し触れておいた。
次回は、国立代々木競技場とその周辺の今を画像を交えて見ていく。
広島新サッカースタジアム取材班