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2018年02月16日
編集部編集部

湯崎知事、テレビ出演で頑なに「今3つの候補地があって…」と発言、広島の街中では「知事はサッカースタジアム問題を降りた!」の声

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湯崎
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広島ホームテレビ「Jステーション」2月16日オンエア分より(トップ画像)

広島県の湯崎知事がまた「今3つの候補地があって…」と発言した。

無論、そう言わざるを得ない状況を自分たちで作っているのだから、そうしか言えないのだが、そのたびに県民、サポーター、その話を見聞きした読者、視聴者には事実と異なる状況が積み上げられる。

すでに広島市議会、関係者の中には「広島みなと公園はない」との認識のもと、発言する人たちが大勢いる。

広島県サッカー協会の野村尊敬名誉会長も、ひろスポ!取材班の取材に対して「中国新聞も問題。広島みなと公園は、もうスタジアムができもせんのに、できないということを書いていない」と明確に答えている。

 

広島ホームテレビでは2月16日(金)の「Jステーション」に湯崎知事をスタジオに招いた。

テーマは「新年度予算について」だったが、およそ10分間のスタジオ展開からは、制作者側のサッカースタジアム問題に対する熱い思いが見てとれた。

この手の類の話は、いちいち局に問い合わせる必要もない。見ているだけで十分過ぎるほど、その思いは伝わってくるし、同時にこうした真摯な作り手側の姿勢、は広島市、県、広島商工会議所側に無言のプレッシャーとなる。

同局はサッカ―スタジアム問題に対して、様々な機会をとらえて、真実に迫る姿勢を見せ続けている。外部からの圧力にも簡単には屈しない。

ところで基町地区の住民も含め、広島市内の様々な集まりでスタジアム問題に関して「湯崎知事はもう降りた」との声を耳にする。あれだけ「広島みなと公園優位」と躍起になりながら、パタリとスタジアムの話をしなくなったら誰でも不信に思うだろう。

だが、立場上湯崎知事は松井市長、広島商工会議所の深山会頭とスクラムを組む3者のひとり。さらにはサンフレッチェ広島の久保会長を交えた4者の一角であることに変わりはない。

2017年のある時期を境にして「広島みなと公園優位」の大合唱を湯崎知事と松井市長は止めた訳だが、その時に”なぜ止めたか”をちゃんと説明しないまま今日に至っていることがサッカースタジアム問題をさらに難解にしてしまった。

 

広島ホームテレビの「コーナー構成」は秀逸だった。

わずか10分の知事コーナーでは、大事なことから先に済ませる手順を踏んだ。

まず知事に「これだけは言いたい」こと、イコール「街の声」をVTRにまとめオンエアしたが、「道路事情」「米軍低空飛行騒音」「少子化と子ども環境」「女性の社会進出」「結婚・子育てと就業」の5つの「声」にあと、ラスト2本にはこんな「声」が編集されていた。

「話が進んでいるのかどうなのかもわかんない状態だから」(女性)}

「本通りからだとアクセスが厳しいので、もう少し、この市民球場跡地とかに来てもらえれば嬉しいなと思います」(男性)

ラスト2本はスタジアム問題。その現状を見事、この2本にまとめている。

ここまででコーナー開始から1分20秒。

榮真樹アナが「働き方改革」について触れたあと、知事に話を振った。これは当然の流れであり、湯崎知事も滑らかな口調でその思いを披露した。

湯崎知事の話が終わってコーナー開始から3分ジャスト。ほぼ進行表通りだろう。

ここからがひろスポ!新サッカースタジアム取材班にしてみれば”本番”だ。

以後、番組の内容をそのまま紹介する。

榮アナ「一方で、サッカースタジアム問題がありますね。現在、広島みなと公園、中央公園広場、旧広島市民球場跡地、この3つの候補地が出ています。そして先日、基町住民の方々から3者、市・県・広島商工会議所に対する要望書が提出されましたがこれに対して知事はどういった思いをお持ちですか」

知事「街作り、基町、紙屋町一帯も含めた中心部の街作り、その中でどういった機能をそれぞれもっていくのか、そこまでを含めたことを考えていくことが大事かなと思ってますし、その中で市と県と広島商工会議所と3者でよく検討して進めたいと思っています」

榮アナ「県民の中では、来年度中には決めて欲しいという声もあるかと思うんですけどね」

知事「そうですね、あのう、今は3つの候補地が…あって、市民球場跡地、中央公園、それからみなと公園、これはそれぞれ、あのう、まだ生きているんですけども、それぞれの特性がある、それぞれの特性があると思うのでそれぞれの街作りという観点から検討していく、住民のみなさんともよく議論して、できるだけ早く決めていきたいと思います」

※太字はひろスポ!による

ここで開始から4分30秒。残り時間は「新年度予算」について、となった。

こうして書き起こしてみると、待たされ続けている県民が聞きたい話は何もないことがわかる。

ついで言うなら「まだ生きているんですけど」とわざわざ強調すること自体、ナンセンス。そんなこと、榮アナは聞いていない。さらに「優位」なはずの広島みなと公園を3番目に挙げている。

深層心理がそうさせるのだろう。

それはそれとして、この発言を引き出しただけでも”ナイスアシスト”だ。こうした”事実”は、この先、また”オウンゴール”となって3者側のネットに突き刺さる。広島みなと公園の時のように…

広島新サッカースタジアム取材班

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