激励の夕べ、で乾杯する久保会長(左端)と松井市長(右端)、中央奥はサンフレッチェ広島の城福監督、その左は広島市の永田市議会議長
ヘッドラインで「広島サッカースタジアム建設へ、大きく前進…」とした。
ひろスポ!で、過去、そんな言い回しは一度も使ったことがない。
…なので、使ってみた。
ただ、それだけの話…ではない。
12月3日、広島市中区のホテルでサンフレッチェ広島が株主、スポンサーなどを招待する「感謝の夕べ」が開催された。
年の瀬の恒例イベントだ。
ひろスタ!特命取材班では毎年、この席でサンフレッチェ広島関係者と広島市の松井市長、広島県の湯崎知事らスタジアム問題のキーマンがどんな発言をするか(だけ?)を注視してきた。
ところがここ2年はスタジアムの”ス”の字も出ずじまい。会場から松井市長に向けヤジが飛ぶことさえあった。
それが今回は過去2年とはまったく違ったものになった。
ひろスポ!では以下の記事ですでに伝えたところではあるが、もう間もなくサッカースタジアム問題につい松井市長が「前進」を匂わす発言をすることになる。
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hirospo.com/pickup/51511.html
激励の夕べ、であいさつした久保允誉会長と松井市長、その中からスタジアム関連部分を以下抜粋する。
久保允誉会長
…来シーズンはACL等々ですね、今年以上に過密スケジュールになると思っておりますので、それに備えてしっかり体制を整えて来シーズンみなさんの期待に応えられるよう頑張っていきたいと思っています。
最後になりますけど、ちょうど3年前にこの席で専用スタジアムに関しましてお金も出すが口も出すと言ったと思いますけど、3年経って専用スタジアムを期待するサポーター、市民の声も強く感じております。
せいいっぱい、私もお金も出しますし少し口も出しますけど、精一杯専用スタジアムに関して努力していきたいと思っておりますので、県市商工会議所も含めて専用サッカースタジアムの実現に向けご尽力賜ればと思っております。
松井市長
この熱き思いをしっかり胸に抱いていただきながら、未来志向、来年しっかりと戦い抜く、そして4度目のJリーグ1部優勝に向けて全力でプレーしていただくことを心から期待しております。今の思いと技量がうまく噛み合えば、間違いないと思います。戦い抜くということ、その姿の中に市民の元気を取り戻す、そういったことも出て参ります。まだまだ7月豪雨災害の中で元気を出し続けなければならないという広島でありますので、引き続きの奮闘をお願いしたいと思います。市民、サポーターも応援していくことをお約束申し上げます。
そしてもうひとつ、久保会長のお話にありました。3年前の話とも重なっておりますけれども、選手のみなさんの活躍の舞台として検討しております。サッカースタジアムの建設につきましては久保会長にも今言っていただきいました。きちんと建設に必要な資金を出すんだと、それを踏まえて県、商工会議所、我々が一緒になってやってもらえないかというお話だったと受け止めました。今後ともサンフレッチェ広島のご意見を聞きながら、しっかりと取り組んでいくということをお約束申し上げます。