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2018年11月21日
編集部

広島のサッカースタジアム、中央公園が候補地から建設予定地に替わる日カウントダウン…広島市長選3選目指し松井一実氏立候補へ

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広島の顔、紙屋町・基町地区の50年先、100年先を見据えた英断なるか…(トップ画像は基町高層アパートから望む市街地の夜景)

 

2019年4月の広島市長選挙に向け、10月6日付中国新聞紙面でも「3期目挑戦”規定”か」と報じられていた現職の松井一実氏が3選を目指し立候補する意向であることが表面化した。

11月21日夕方のNHK「お好みワイド」などが報じた。現在のところ、市長選立候補予定者はいない。

仮に対抗馬が出ても現職の強みを生かし、盤石の態勢で市長選に臨むことになる。

そこで避けて通れないのがサッカースタジアム問題…2011年4月の初当選の時も「旧広島市民球場跡地の活用策」についてはサッカースタジアム絡みとなっており、すでにこの問題は顕在化していた。

それからもう8年が経とうとしている。

サッカースタジアム建設候補地は広島みなと公園、旧広島市民球場跡地、中央公園の3カ所と報じられてきてはいるが、関係者の間では「松井市長の下では中央公園しかない」ことは常識となっている。

広島みなと公園はその土地の性質上とっくにNGとなっており、それについての市民の反応も特段、大きなものはない。旧広島市民球場跡地については「なぜダメなのか、理由が分からない」という声が中央公園そばの基町地区住民や広島市民らから上がっている。それに対して広島市などではこれまでの調査、資料をもとに説明を続けてきた。ただしこの説明に対しては「後付けの理由に過ぎない、やればできる」という声が多いのもまた事実だ。

そもそもサンフレッチェ広島サイドが2016年3月3日に公表した「Hiroshima Peace Memorial Stadium」は旧広島市民球場跡地での建設を前提に青写真が描かれている。

中央公園を第3の候補地として提案したのは広島商工会議所・深山会頭だった。広島商工会議所、広島市、広島県の3者側はこのため第3の候補地に反対する基町地区住民に対しての理解を深める機会を再三、設けてきた。

だが「基町は一枚岩で反対」という当初のからの住民側の声に大きな変化は見られていない。その過程で6月24日には現地で誰もが参加できる全体の住民説明会が開催された。

さらに9月19日から10月2日にかけては基町地区を区分けしてのブロック単位の説明会も行われた。全6回。延べ人数にしておよそ270人が担当者の声に耳を傾け、それぞれの立場で反対意見を述べた。無条件で賛成、という声はひろスタ!特命取材班が現地で複数回取材した限り、皆無であった。

松井市長はそれより前の8月17日の記者会見で「基町のまちづくり」と「サッカースタジアムの話」を同時に進めて行くに当たって「やり方」として「ていねいにしたい」としていた。

全体説明会、そして個別の説明会。基町地区住民側からの声は確かにかなり詳細に渡って広島市側、あるいは広島県側には届けられた。

よって、これをもって基町地区への対応においては基本的な部分は終了…そうとるのが行政手法を考えた場合には”自然”であり、10月以降は”次のステップ”へ向けての作業の真っ最中、ということになるだろう。

1992年2月から3期に渡って広島市長を務めた秋葉忠利氏は2期目を目指すに当たり「サッカースタジアム建設」を公約に掲げ、そして当選した。(この案件については別の機会に詳細を報告する、もちろん公約どおりに…とはなってはないのでこの問題を松井市長が引き継いだ形になっている)

今回も年明けから市長選までのスケジュールを考えれば、その言い方はどうであれ中央公園がスタジアム建設候補地から建設予定地に入れ替わるタイミングは「年内」と考える方が合点がいく。

この項つづく

ひろスタ!特命取材班

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