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2015年12月21日
編集部

新サッカースタジアム問題で広島ホームテレビ、エディオンスタジアム広島周辺の大混乱ぶりをオンエア、森保監督「リピーターとして行ってみようということには繋がらない」

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エディオンスタジアム広島でのチャンピオンシップ開催後、想像を絶する混雑ぶりの横川行きバス乗り場

 

広島ホームテレビ「Jステーション」が12月21日オンエアの中で、12月5日のチャンピオンシップ第2戦の日の、エディオンスタジアム広島周辺道路などの大混乱ぶりを映像で紹介しながら、森保監督の「旧広島市民球場跡地」への「新サッカースタジアム」建設早期実現に向けた切実な声を伝えた。

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森保監督は、午後7時30分キックオフにもかかわらず早朝6時台から臨時駐車場に向け渋滞する周辺道路や、公共交通機関で横川まで戻っても広電もJRもすでに終電時間を過ぎている現状について「覚悟を持って来なければいけないとろにスタジアムがあるし、試合が終わったらまたこういう状態があると思ってしまうとなかなかリピーターとして行ってみようということには繋がらないと思う」とコメントした。

番組では続いて今季のリーグ戦の入場者数が1試合平均およそ1万6,000人で初優勝した2012年より約1,000人少ないことを挙げ、その一方で2012年の優勝報告会で湯崎知事が「みんなスタジアム欲しい?この盛り上がりがスタジアムに向かっていくんだよぉ!」と叫ぶ様子と「知事のメッセージもわたくし大賛成です」とした松井市長の声も紹介。

さらにスタジアム建設候補地の広島みなと公園について、仮にスタジアムができれば「広島の港にサッカースタジアムを造っていただくと港が死んじゃう。船の姿がなく人で賑わう不思議な港になる」という港湾関係者の強烈な皮肉を交え、広島みなと公園が建設候補地としては難問を抱えていることも匂わせた。

そして、この流れでいけば、もう建設場所は必然的にここしかない、となるのが普通の旧広島市民球場跡地。この場所になぜ森保監督がこだわるのか?その思いは?

「街のためにあった方がいいのかどうなのかっていうところで、本来(我々サンフレッチェ広島の勝ち負けという)結果でできるものとは思っていませんけど、我々が結果を出すことによって、スタジアムができるというふうに繋がっていくのであれば、それは結果にこだわります」

この森保監督の言葉は重い。

2012年に初優勝した際、松井市長に面と向かって「3度優勝すればスタジアムを考えてもいい」という趣旨の発言を投げかけられた。

競技スポーツの勝ち負けと、監督続投、解任問題なら日常茶飯事だが、優勝すればスタジアムなどという話は日本中のどこでも聞いたことがない。

しかし、サンフレッチェ広島は瞬く間に3度、J1王者となった。しかも世界3位、まだ天皇杯も残している。

さらに番組ではすでに40万件を超えている「新サッカースタジアム建設」のための署名活動についても言及した。 森保監督は言う。

「我々がお願いして40万人もの署名をいただいて、言葉は合っているかどうかわからないですけど何も抵抗しないで、じゃあスタジアムできませんでした、スイマセンは僕はあってはいけないと思っています」

この言葉を署名を受け取った、特に広島市と松井市長はどう受け止めているのか?二言目には「周りの協力が…」と繰り返し、まるで広島市の主体性が見えてこないが、マツダスタジアムがそうであったように、スタジアム建設のイニシアチブをとるのはもちろん広島市。市の担当者と松井市長はこの森保監督の言葉を、真正面から受け止めようとしていないのではないか?森保監督はオンエアの中でこうも話している。

「(専用スタジアムで戦った経験から言えば、間近なスタンドのサポーターから)すごい力をもらって、良かったよ、みたいな感じで言ってくださって、スタジアムが持っているポテンシャルが街作りに繋がるというのをすごく(専用スタジアムでプレーしたベガルタ仙台時代に)感じ、幸せな2年間を過ごさせてもらいました。スタジアムができることが自分を育てていただいた広島の街とクラブの未来の発展に繋がるものだと思っています」

サンフレッチェ広島が世界3位にまで上り詰めたのは、専用スタジアムもない経営の小さなクラブから生まれた広島スポーツ100年のスパンにおける軌跡である。

2013年にJ1いた大分トリニータは来季はJ3だ。転げ落ちるのはあっという間で、今のサンフレッチェ広島は逆に20年を要してここまできた。

J3とJ1。行政側は広島の子どもたちに勇気と希望を与えたいのか?いやいやJ3でもいいですよ、というのが行政の立場なのか?

2日後、雨の中での優勝パレードで沿道の人々がどんな表情を見せるか、出張を取りやめ、松井市長も湯崎知事もともに行進の列に加わった方がよほど有意義な時を過ごせるのではないだろうか?

新サッカースタジアム取材班

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