J1第1ステージ第15節、サンフレッチェ広島は6月7日、アウェーの日立柏サッカー場で柏レイソルと対戦、3-2で競り勝って勝ち点30を上乗せし、暫定2位へ浮上した。
浦和レッズはホームで清水エスパルスに1-0で勝利して開幕からの無敗記録が15に伸び勝ち点は37。しかし、優勝の可能性が残る1試合消化試合の少ないガンバ大阪が引き分け勝ち点28としたため、ステージ優勝は次節以降に持ち越された。
ただサンフレッチェ広島は第1ステージ残り2戦に勝っても勝ち点は36で第1ステージの優勝はなくなった。
前節の湘南ベルマーレ戦、痛恨の0-0引き分けに終わったサンフレッチェ広島は年間勝ち点1位を見据えて負けられない一戦。
前半28分、FKで先制されたが37分にはミキッチからのクロスを佐藤寿人が合わせて同点ゴールを決めた。
1-1で前半を折り返すと後半4分、ドウグラスが体勢を崩しながらも勝ち越しシュート。41分に中央から攻められて同点にされたが、その2分後、左CKから再びドウグラス…。頭で合わせて相手のオウンゴールを誘い3-2として試合を決めた。
サンフレッチェ広島の逆転勝ちはこれで3度目。昨季の4度に早くも追いつきそうな勢いだ。
しかもひっくり返したのはFC東京、横浜Fマリノス、柏レイソル相手のアウェー3戦で、昨季は一度も勝てなかった関東での痛快逆転劇。チームの精神的な成長が、暫定2位のポジションを勝ち取る原動力になっている。
(「ひろスポ!」関東エリア取材グループ)