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2026年09月07日
編集部

入学希望者激減で学校改善検討委員会を立ち上げ1年かけて組織再生を誓った広陵高校、開幕直後からのひろスポ!予想通り最下位に沈むカープ球団も早急に市民球団全面改革委員会を立ち上げよ!

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画像は「広陵不祥事辞退」を報じる2025年8月11日付のスポニチ一面、同校の堀正和校長が頭を90度下げているが辞退の理由について、のちに明らかにされる暴力事件に関する実情は一言も述べておらず、学校側が真に反省の態度を示したのはそれから1年後のことだった…

 

広陵・中井王国と松田商店カープ村の独裁体制が招いた野球王国広島最悪の日、甲子園は遠のき交流戦・リーグ戦W最下位も… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア

 

↑この記事は、ひろスポ!が2026年5月29日に配信したものだ。それからおよそ3カ月。実際、カープは今最下位に沈んでいる。

この記事配信前日の28日には、指定薬物エトミデートの使用で有罪判決を受けた広島東洋カープ元選手の羽月隆太郎氏がSNSのライブ配信で「私を含め6人(のカープ選手)が同じ人物から(エトミデート使用のためのゾンビたばこを)購入した」と明言した。29日付の各紙はそれを受けて「ゾンビたばこ 広島6選手購入 元広島・羽月氏が生配信で発言」などの見出しで伝えた。

 

29日の各紙は、そのカープに大勢のOBを送り込んできた地元の広陵高校についても、以下のような見出しで、同じく広島県民の心がなえるようなニュースを報じた。

・広陵高野球部 集団暴力 いじめ該当 元監督不適切発言
・広陵野球部”いじめに該当”
・広陵高野球部 集団暴力 重大な人権侵害
・広陵集団暴力を認定 第三者委野球部前監督口止めも

 

ひろスポ!は両者が問題を抱え込む前からカープ球団と広陵野球部を重ねて見てきた。ともに組織トップが長期に渡って独裁体制を敷いてきたから、だ。

カープは文字通り松田元オーナーのモノであってそれ以上でもそれ以下でもない。「市民球団」とは名ばかりだ。広陵野球部も中井哲之前監督の下、独裁体制が敷かれ、学校組織の中で治外法権となっていた。ともに1990年代初頭から今の体制を構築した点も似通っている。

 

 

8月25日の中国新聞読者投稿欄に「球団説明ファンへの責務」の見出しで61歳・主婦の声が紹介されていた。内容はカープ観戦が足が遠のく理由はゾンビたばこ事件においてい球団トップが会見で正式に謝罪していないから。そして「時間が経過すれば自然と解決するような甘い話ではない」という結び(記事をそのまま引用)になっている。

ひろスポ!もこの主婦と一緒で、羽月氏が逮捕されたあとから「正式な会見を!」と言い続けてきた。

この投稿内にある「球団トップ」はもちろん松田元オーナーを指す。オーナー批判は”カープ村”にあってはタブー。ゆえにカープ村の住民リーダーである中国新聞は(羽月氏が逮捕されたのは1月末だから)半年以上、こうしたファン・県民の声を、黙殺してきたことになる。(ひろスポ!が見落としているだけで、すでに掲載された可能性がないわけではないが…)

 

広陵もまた最後まで正式な会見を開かず、問題発覚当初は先の主婦が言う「時間が経過すれば自然と解決する甘い話」にしようとしていた。

そもそも論だが、広陵は2025年8月10日、前代未聞の甲子園開幕後辞退を大会本部に出向いて申し入れた際、その理由をメディアに向け堂々と「大会運営への支障」だとか「学校生徒や教職員、地域の方の人命を守ることが最優先」と説明した。

それもあるだろうが、その時点では自分たちが抱え込む問題については一言も触れていない。

だが、ひろスポ!はその前日の8月9日午後11時25分の時点で、この問題の”主役”はあくまで中井前監督であることを指摘している。その記事がコレだ。↓

特別連載Ⅱ広島大会の7月に被害届を出されていた広陵はもう甲子園には居られない、30年前から中井監督、折田会長、堀校長らを取材して思うこと | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア

 

さらに各紙が出場辞退を報じた11日、午前6時8分の時点でもう以下の記事を配信した。↓

特別連載Ⅳ もう中井親子は高校野球界から去るべきではないか?負けたチームからの千羽鶴さえまともに受け取れない広陵の闇深さ | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア

 

どうして上記記事がそのような内容になったかと言うと、広島大会4回戦を取材した際に広陵の闇の負の側面がもうはっきりと見えていたから、だ。(上記記事冒頭の写真だけでもその悪いモノは十分に伝わってくるのではないか?)

昨夏の広島大会4回戦で広陵に敗れた竹原は、2023年12月に亡くなった迫田穆成さんが手塩にかけて育てた最後のメンバーが主力だった。だからひろスポ!は中井氏も含めて30年スパンで広陵野球を取材してきた中でこの一戦をあらゆる角度から注視していた。

その時点で広陵はすでに広島大会を辞退すべき立場にあった。広陵に敗れた7チームにとってはあまりにも不条理な夏となったことになる。(特に決勝でわずかに及ばなかった崇崇徳…)

 

1年前の夏、大会途中で広島に戻った広陵はしかしその後も会見を開くことはなく、中井前監督も一切、取材に応じようとはしなかった。そして、その動きに反比例するかのように、多くのメディアが広陵問題を様々な視点で記事にした。

複数のメディアが広陵の暴力案件を関係者の声を元に暴露し、そのたびに学校側は否定した。

そんな中、広陵は2025年10月1日、暴力事案の再発防止などを協議する「学校改善検討委員会」を立ち上げ初会合が開かれたのだった…

 

……

 

「学校改善検討委員会」は8月31日、初会合から11カ月を経て最終提言書の概要を発表した。メディアを迎え入れての会見も行い、提言書概要はHPにもアップした。

 

提言書は次のように始まる。

 

学校改善検討委員会について
本委員会は、令和7年、硬式野球部(以下「野球部」という。)において発生した不祥事案件(以下「本件不祥事」という。)をきっかけとして、本件不祥事の原因・背景を調査するとともに、野球部のみならず学校運営全体の在り方を見直し、改善策を提言することを目的として、令和7年10月1日に発足した。
委員会においては、本件不祥事の根本的な原因を除去し、二度と同様の事態を発生させないための組織的な改革を提言されるとともに、本件不祥事が大きな原因と考えられる入学志願者数の大幅な減少に関し、今後の入学者数の回復に向けた「魅力ある学校づくり」についても、併せて提言された。

引用は以上

 

 

ここにあるとおり、130年の歴史を有する広陵の名は昨夏の一件において「本件不祥事が大きな原因と考えられる入学志願者数の大幅な減少」校に成り下がった。そりゃそうだろう。そんなやばい学校は親の方からゴメンだろう。

だから「今後の入学者数の回復に向けた魅力ある学校づくり」なしには一歩も前に進めなくなった。

「大会運営の支障」がどうこうなどと1年前の夏に語った堀正和校長は、本来なら自身の言葉で全てのことの顛末を語る義務を負っている。なんせこの提言のまとめでは、この窮地からもう一度、校長を中心にやり直せ!となっている。

 

 

以下提言より引用

1)改革を主導する体制
本件不祥事の背景にある構造的問題は、野球部指導者個人の資質のみに起因するものではない。校⻑を含む学校運営陣が野球部の運営や指導に実効的な関与をなし得ない状態が⻑期間にわたり維持されてきたことこそが、本件不祥事を許した根本的な原因である。
本件不祥事が社会的に明らかになり、学園全体が混乱に陥る中で、先頭に立って事態の収拾に邁進し、第三者委員会への協力、指導者との個別面談の実施など、一貫して主体的に対応してきた校⻑が引き続きその職にとどまり、強い意志と実行力により改革を主導することが相当であると考える。
(2)進捗管理の仕組み
改革の進捗状況を客観的に検証する組織を設置して、定期的に検証、評価を行わせ、校⻑を頂点とする改革主導体制が適切に機能しているかについても継続的に監督させるべきである。

引用は以上

 

「学校改善検討委員会」は会合を重ねながら参考人意見聴取を続け、中井氏の学校法人の理事と参与職辞任という流れを作った。監督辞任だけで済む話ではないことが、その時点でやっと関係者の間で共有されたことになる。

広陵の看板に別れを告げた中井氏は、あの大騒動から2年目を迎えた8月7日になって初めてメディアの前で会見した。その場所は”住み慣れた”広陵監督室やグラウンドではなく、広島県庁記者クラブの一室だった。でも、それでは何の意味もなさない。我々が知りたかったのはなぜ複数の被害者を生みながらも甲子園出場に長く執着するような「王国」を作り上げてしまったか?その1点であり、広陵の中井以外からの言葉に確たる意味はない。

 

提言書概要は検証、課題と反省、今後のあるべき姿についてよくまとめてあり、もっと言えば少しも漏れがないように、という強い意思が見てとれる。そうまでしないと、一度そっぽを向いてしまった親たちを振り向かせることはできないのだろう。

 

提言書概要のまとめである「提言」は「(1) 学校全体のガバナンスの再構築について」で始まる。生徒集めの心臓部だった野球部のありようを心から反省し、学校全体のガバナンスの再構築を最優先課題とした。

 

具体的には…

・強化クラブ制度の創設とルールの明確化
・全クラブ共通の部活動運営規程の策定
・「強化クラブであれば学力基準を緩和してよい」としてきた推薦入試制度の見直し
・教職員の職務分担の適正化

…などを強力に押し進めることとなっている。

それにしても…

提言では中井氏について「前監督が社会科教員でありながら授業をほとんど持たず、教員間の公平性を著しく損なう状態となっていた」ことが指摘されている。野球だけやっていればいいい、という偏った考え方を生徒たちにその身で示し続けてきた。そういう意味ではその背中を見て学ばなければいけなかった部員・生徒こそ被害者である。

「天皇中井」の実態については報告書にある「委員会によるヒアリング等の調査及び第三者委員会調査報告書から浮かび上がった構造的問題」の中で以下のように列挙されている。

(1)野球部がその実績などを背景として、明確な根拠なく優遇され、学園としての意向も相まって学校がその状態を黙認し続けた。
(2)野球部が⻑年にわたり前監督及びその教え⼦である指導者によって独占され、校⻑を含む部外の教職員が野球部の運営や部員の生徒指導に関与しにくい、閉鎖的な体制が築かれてきた。
(3)野球部には非常に多くの部員が所属していたこと、事実上の全寮制が敷かれていたこと、寮生活における規律が明文化されないまま、その運用が上級生に委ねられている部分があ
ったこと、甲⼦園出場を最上の価値と位置づけていたことから、指導と称した暴力・威圧的行為が発生しやすい土壌があった。

引用は以上

話は戻るが、そこに書かれている「独占」された「閉鎖的な体制」や「指導と称した暴力・威圧的行為が発生しやすい土壌」は松田元オーナーを頂点とするカープ球団の全体像にそのままオーバーラップする。具体的な話で言えば、前々任者の緒方孝市監督が野間峻祥を掌底打したにもかかわらず、デイリー新潮が報じるまでひた隠しにしていた一件などはカープ球団内にはびこるパワハラ体質の典型例だ。

それは2019年の夏場に起こったトラブルだった。当時、チームが急失速する姿にファンもメディアもしきりに首をひねったものだが、水面下ではとんでもない話になっていた。事情は違えど、この一件は今の状況にもあてはまる。チーム力とは関係ない出来事によって日々の戦いが重たいものになっている。

 

緒方監督掌底打事件がそうであったように、広陵の野球部寮で2025年1月に起きた部員4人対ひとりの暴力事件も被害者側のSNSによって表沙汰になった。それげなければ中井氏は今も親子で秋季広島大会で指揮を執っていたに違いない。もし、そうだったならもっと多くの被害者を生んでいただろう。

 

ガバナンスイコール自浄能力の欠如した組織を立て直すためのあるべき姿を広陵の学校改善検討委員会は示してくれた。

同様に在広メディアほかが長らく忖度することで”発展”を遂げてきたカープ村主の球団組織を元(ハジメ)から立て直すためには、市民球団全面改革委員会を市民らの声で立ち上げるしかないのではなかろうか?

 

やるべきことは、まずは 委員会によるヒアリング等から浮かび上がる構造的問題 の把握と考察。そうなればひろスポ!取材班もヒアリング対象者として真っ先に手を挙げる。おそらくそのヒアリング内容だけで中井氏と同じように松田元オーナーは今の立場を追われることになるだろう。
(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)

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