広島のエルドレッドが3月6日、一軍を離れ三軍調整となった。これで開幕一軍から外れる可能性が高くなった。
エルドレッドは2月の日南キャンプ序盤から“力み過ぎ”ともとれるフルスイングを披露。新加入のグスマンがミート中心の打撃に徹していたのと対照的な調整を続けていたが、沖縄に移動後の2月26日、対外試合で一塁まで走る間に右膝の半月板を損傷した。
加療一週間の診断で様子を見ていたが、患部の回復が遅れており今回の判断となった。
昨季、37本塁打を放ち打点も104。チームのシーズン序盤の快進撃の立役者となった長距離砲の離脱は痛いが、「ホームランが出ても優勝はできなかった」と緒方監督は一発には頼らない打線の構築を目指しており、今後の選手起用法が注目される。
なお、この日、マツダスタジアムで行われた中日との練習試合では四番・グスマン、五番・松山という並びで臨み、松山は二回、右翼越え先制ソロを放った。