2015年J1開幕を前に「4年目を迎えてどうか?」と問われた森保監督が言った。
「幸せな気持ちで臨めるシーズン。こんなに長くやれるとは思わなかった。最初の5試合の対戦を見て、コレで終わるかも?と思った。クビをかけて戦い、素晴らしい選手と開幕を迎える、幸せな気持ちです」
指揮官は応援してくれるすべての人たちに感謝して開幕を迎えようとイレブンに伝えた。そして控えメンバーとスタメンの力量の差が小さくなっている現状を踏まえ、試合に出る人は出ない人のことを考え、代表して戦って欲しい、とも伝えた。いかなる壁にも立ち向かい「自分を高めよう」とメッセージを送った。J1連覇のあと昨年8位から、2部ステージ制に代わったJ1での逆襲が始まる。
J1初ゴールを狙う浅野(左)
浅野の話
この日のためにやってきた。まだJリーグでゴールを決めていないのでしっかり決めてチームの勝利に貢献したい。チャンスがあれば、ムダなことを考えず自分のプレーを100パーセント出す。あまり高ぶり過ぎると今までもゲームの中でおかしなことが起こったので平常心でいきたい。
佐藤寿人の話
いいスタートを切りたい。開幕戦はそんなに相性が悪くない。(シーズンは)点を取る続けることを意識してやっていく。ホームでたくさんのサポーターが来るのだし、サッカーはおもしろい、Jリーグはおもしろいという試合をやりたいですね。
青山の話
(チームの手ごたえは)どうですかね?試合になってみないとね。キャンプでやってきたことができればいいし、勝ちますよ。(控えメンバーも)サブじゃない。いいレベル。その中で試合に出してもらっている人は結果を残さないといけない。
森崎和の話
キャンプよりチームの状態は上がっていますが、まだ完璧に近い形ではない。シーズン中に結果を出しながら、チームの安定感を出していければいい。その際、結果が出ないと精神的に安定しない。うまくいかない時、そういう精神状態でプレーすると体も動かない。まず失点しないこと。そして勝ち点を取ることですね。
水本の話
すごく楽しみ。ホームでできる。たくさんの人に足を運んでもらいたい。(甲府のワントップの)アドリアーノはフィジカルが強いし強引さもあるので注意したい。
千葉の話
楽しみ。来た人に喜んでもらえる結果を出したい。慎重にいく部分、大胆にいく部分を持ち合わせて自分たちがやってきたことを信じてやるだけです。
柏の話
開幕は何年もやった選手でも特別な思いがある。入りを大事にしてハードワークしたい。練習からゴール、シュートを意識してやってきた。チャンスがあれば迷わず、どんどんゴールに向かう、そういうプレーをしたい。
林の話
いつもそう、失点ゼロを心掛ける。去年は悔しい思いをした。その思いを晴らすためにしっかり戦いたい。(甲府は)粘り強くハードにやってくる。でも自分たちもハードにやってきたのだから相手を上回りたい。