広島にベイスターズファンの逆襲!?大瀬良9回１失点でもＤｅＮＡに開幕４連敗

カープ

2015年04月28日: 編集部

広島先発の大瀬良は八回までスコアボードにゼロを並べたが、九回に力尽きて０－１のスコアで涙をのんだ。

開幕からＤｅＮＡ相手に４連敗の広島はこれで８勝15敗となり今季最多の借金７。しかも15敗のうちの３分の10敗が１点差負けと接戦での弱さが際立っている。

この勝負弱さのきかっけとなったのも実は開幕2カード目の横浜でのＤｅＮＡ３連戦だった。

初戦の先発はやはり大瀬良。初回からバックの守りが乱れて満塁のピンチを招きバルディリスにグランドスラムを許したのがケチのつき始め。この試合を７－６の１点差で落とした広島は第２戦に４－７で敗れたあと、前田健太を立てた第３戦も延長１２回、２－３のサヨナラ負けを喫した。

このあと広島は１点差負けを４度繰り返し連敗は７まで伸びた。

ところで前回、広島を本拠地の横浜スタジアムに迎え「広島、倒せ！」の大コールを繰り返したベイスターズファンの一部この日、マツダスタジアムの三塁側パフォーマンス席で熱心に応援を続けていた。九回、梶谷の適時打で八回まで手も足も出なかった大瀬良から１点をもぎ取った時は盛り上がりも最高潮になっていた。

広島東洋カープのＨＰには以下のような「おわび」の文章が掲載されている。

5月16日（土）のビジターパフォーマンス席について

5月16日（土）対横浜DeNAベイスターズのデーゲームにおいて、東京発新幹線にて様々な地域のカープファンを対象とした貸切片道新幹線『常車魂～RED RIDING～』を開催いたします。
当日はビジターパフォーマンス席の過半をカープエリアとして利用いたします。
横浜DeNAベイスターズファンの方にはビジターパフォーマンス席のレフト側を300席程販売させていただきます。
この度は、ベイスターズファンの方に大変ご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

ここにある「３００席程度の販売」はベイスターズファンからの疑問の声や不満の声に対応したもので、当初はベイスターズファンは５月１６日のゲームで通常の応援席から締め出されることになっていた。

その”怒り”の矛先が先の横浜スタジアムでの広島の３連敗に向いたことは「ひろスポ!」ですでに紹介したが、その影響が広島の本拠地にまで及んだとしか考えられないような絵に描いたような１点差負け。しかも大事な９連戦の初戦を落としたことで、もう目の前に迫っている「コイの季節」に向け広島は待ったなし！の状況となった。

救いはあすの先発、前田健太。エース右腕は開幕から５試合続けてクオリティスタートに成功しており安定感は抜群だ。

とはいえ問題は広島打線が今季初先発となるあすの高橋尚成を攻略できるかどうか？中日・八木、巨人・杉内、阪神・能見ら先発左腕にここまではハンで押したように苦戦しており、またまた１点差負け…、というような事態だけは広島ベンチは何としても避けたいのだが…。

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