広島は戸田、中日は伊藤。両先発の顔合わせから中継ぎ勝負が予想されたが、五回以降の継投で5投手が無失点リレーした中日に軍配が上がり再び両チームのゲーム差は1・5に縮まった。
広島にとっては悔やみきれない逆転負けとなった。1年10カ月ぶりに一軍マウンドに上がる伊藤を攻めて三回を終えて4対0とリード。
しかし今季、3度の先発ですべてホームランを浴びている戸田が四回、先頭の和田に16号ソロを運ばれるとそこからピッチングが豹変…。続く森野にぶつけて余計に投球がバタつき一気の4失点で試合は振り出しに戻った。
さらに六回、二番手の中崎も武山に死球を与えてリズムを崩し藤井、荒木の一、二番に長短打されて2失点。
7月、中継ぎ陣が絶好調の中日・谷繁兼任監督にすれば願ってもない展開となり、ベンチワークの差が勝敗に直結した。