本拠地マツダスタジアムで阪神、DeNAと5試合を戦い3度の完封負けを喫した広島は移動日なしの神宮球場でヤクルトとの3連戦を迎える。
黒田と小川の両先発。黒田は剛腕、小川は「ライアン」、力のこもった投手戦になることは火を見るよりも明らかで、先にマウンドを降りた方のチームが負ける可能性が非常に高い。
黒田はここまで5戦連続でクオリティスタートに成功し3勝1敗とチームの勝ち頭。
オープン戦ではヤクルト打線を4回と3分の1、パーフェクトに抑え、3月29日の開幕第3戦でも7回5安打無失点と無類の強さを誇っている。ただ、この2戦はともにマツダスタジアム。
小川も開幕戦でマエケンと投げ合い堂々の7回無失点。昨年も2戦2勝で15イニングで自責1、一昨年はもっとすごくて6戦5勝となっている。
そして今季の小川も黒田と同じく全試合でクオリティスタートに成功し5戦2勝無敗。 黒田がいくら頑張っても打線が小川を攻略しないと勝ちは見えてこないのだが、データ上は1点を取ることすら非常に難しそう。
あとはチケット前日完売の、神宮のカープファンの声援が打線の背中をどれだけ後押ししてくれるか…。それとも本拠地の意地、ヤクルトファンの大声援の中、黒田攻略3度目の正直、となるかどうか…。