広島の鈴木清明球団本部長が12月9日、マツダスタジアムで囲み取材に応じ、ポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指す前田健太投手に関して昨日のうちに日本野球機構に入札申請手続きを行ったと話した。
今朝には大リーグ機構側に通知された。大リーグ機構側では9日中にも全30球団への通知を行い、その後30日間はどの球団も自由に前田サイドと交渉できる。
取材の中で鈴木球団本部長は広島球団に入る譲渡金について、現行ルールで最高額の2000万ドル(およそ24億6000万円)に設定したことを示唆した。
前田が抜ける広島投手陣では前日、黒田博樹の来季”続投”が明らかになったばかり。広島球団は前田と黒田、双方とコンタクトを取りながら、24億円を超える”軍資金”を有効に活用して黒田残留プラスαを今後、目指すことになる。