四球を与え二死満塁としたデヘススのもとへ集まる内野陣
「カリブのダル」の異名をとる広島のデヘススが2月11日、紅白戦初登板で悪戦苦闘した。
三回、紅組二番手で登場したデヘススは先頭の鈴木将に詰まりながらショート後方に落とされると、スイッチに取り組んでいる左打席の上本に左中間を抜かれ早々と失点した。
苦しい投球の続いたデヘスス
続く四回も先頭の松山に右前打され、さらに2四球で二死満塁のピンチを招き、2度目の対戦となった上本を何とか一ゴロに退けた。
2イニングで59球、合計で35分も投げたデヘススは150キロ近い真っ直ぐと落ちるチェンジアップで3つの空振り三振を奪ったものの、投球テンポが悪すぎた。
上本は第2打席もファウル3球でアジャストしてデヘススの真っ直ぐをとらえた、結果は一ゴロ
現在は育成契約で3月末がリミットの支配下登録を目指しているが”一発回答”とはならなかった。
対照的に白組先発の福井は2回を投げ球数はわずかに24。リズム良くなげて、熾烈な先発枠争い参戦を首脳陣にアピールした。
落ち着いたマウンドさばきを見せた福井