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2014年09月02日
編集部

首位攻防戦・長野編、広島は先発・野村祐輔が誤算で打線が16安打を無駄打ち…

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勇んで乗り込んだ長野で広島が巨人に4対9の大敗を喫した。

 

戦前の予想で「今季のスコアを見てみると広島が巨人に勝った9試合のうち4点以下の試合は1試合しかない」と紹介した。4点では広島の“間合い”に巨人を呼び込めない。

 

それは予想通りだった。そして「負ける時は打てていない傾向にある」とも書いたが一番のロサリオが“完全サイクルヒット”(ホームラン、三塁打、二塁打、シングルの順)で史上62人目の快挙!さらに五番の梵も猛打賞で16安打も放ちながら攻撃の効率が悪すぎた。試合後、巨人・原監督も「少し打たれ過ぎですね」と一瞬、呆れ顔だったほど、である。

 

巨人は対照的に12安打で9得点。1点を追う初回、いきなり坂本に逆転スリーランが飛び出した。

 

広島先発の野村祐輔は立ち上がりが悪すぎた。10試合ぶりスタメン復帰の長野と二番・橋本に連打され3点を失うまでわずか4球…。二回にも長野に適時打され、四回には一軍に戻ってきたばかりの亀井に右中間スタンドにもっていかれた。

 

野村は前回、8月26日のヤクルト戦(マツダ)でも5回3分の2を投げ8安打6失点でバレンティンと谷内にやはり一発を浴びている。

 

内野ゴロの山を築くのが野村の良さだが、この試合では四回までゴロアウトゼロ。次々に外野まで飛ばされていたことから球威不足、制球力不足は明らかで、4回3分2降板5失点では試合の流れは当然、巨人サイドへ。これでは肝心の打線も思うようには繋がらなくなってしまう。

 

さらに五回の無死一塁では菊池が巨人先発・杉内のけん制に誘い出されてタッチアウト、六回から救援した今井がベースカバーミスで決定的とも言える8点目を許すなど、ポイントポイントで広島の方にミスも出た。

 

繰り返しになるが今回の3連戦は広島攻撃陣対巨人投手陣が試合の行方を決定づける。あすの巨人・予告先発の小山とそれ以降の投手から広島打線は5点以上もぎとらないと手痛い連敗を喫する可能性が出てくる。

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