恐れていたことが現実になった。巨人のリーグ優勝と広島の2年連続クライマックスシリーズ出場の”同時決定”からわずか2日。この日、最下位のヤクルトにマツダスタジアムで1-3の完敗を喫した広島はまだ勝率でわずかに3毛上回っているものの、3日前には1・5差だった3位・阪神ととうとうゲーム差なしというところまで追い詰められた。
ヤクルト先発の小川は最近2試合で11回3分の1を投げ9失点。その立ち上がりを突いて広島は2点を追いかける初回、無死満塁のチャンスを築いたがエルドレッドは一邪飛、松山は一ゴロ、小窪は遊飛。
さらに三回の二死三塁ではエルドレッド四球、松山二ゴロ。五回の一死一、二塁も丸一ゴロ、エルドレッド中直…。一番の鈴木誠也が2安打、二番の菊池が3安打と再三、塁上を賑わせてもクリーンアップが走者を置いてことごとく沈黙では苦しい。
小川に対してはけっきょく八回、丸の19号ホームランで1点を奪うのが精いっぱいという状況で九回はルーキーの秋吉に抑え込まれた。
阪神はあすから、クライマックスシリーズ出場を逃し明確な目標のなくなったDeNAと甲子園で2連戦を消化。そのあと144試合目となるマツダスタジアムに乗り込んでくる。
残り試合は広島が4、阪神が3で当たり前だがともに貯金は6。広島は社会現象にもなっているカープ女子などの大応援団編成で、クライマックスシリーズマツダスタジアム開催から日本一への挑戦を目指しているが、ここに来ての3連敗は大きな誤算…。
しかもきょうの試合前練習で首を痛めた石原は出場登録の抹消が検討され、抜群の勝負強さを誇るロサリオも「頭痛のため無理はさせない」という野村監督の方針で出番なし。
ここにきてチーム内がいろいろバタつく広島が残るヤクルト2連戦でも苦労するようなら、最後の最後でトラに一飲みされる危険性すらある、という状況だ。