NHK広島放送局制作の「ヒロシマ復興を支えた市民たち、鯉昇れ、焦土の空へ」の一場面
NHK広島放送局が「シリーズ被爆70年」のドキュメンタリー3部作のひとつとして制作した「ヒロシマ復興を支えた市民たち、鯉昇れ、焦土の空へ」が2月7日(土)午後3時5分から全国放送される。
昨年9月26日(金)に中国地方で第1回の放送があった。注目度は高く視聴率は二けたを記録した。
NHKではその後、昨季の広島東洋カープの快進撃に合わせて年内での放送も視野に準備を進めてきたが、今回、広島が被爆70年を迎えることに合わせて、全国に向け広島から、広島にしかできない情報を発信する。
焦土と化した街に誕生した新球団が市民とともにどんな道を歩んできたのか…。
NHKでは番組の制作にあたりカープ関係者、広島市の関係者など多くの人々への聞き取り調査や取材を重ねてきた。
広島を中心に活躍するライターの西本恵さんもそのひとり。
西本さんは著書「広島カープ 昔話&裏話~じゃけえカープが好きなんよ~」(トーク出版)の中でカープ誕生からの数々のエピソードや秘話などを紹介。NHKの担当者とは昨年春に時間をかけて情報交換した、という。
広島カープ昔話&裏話
こうして数々の証言などをもとにしてひとつの物語に仕上がった今回の作品は、広島と野球、広島とスポーツが切っても切れない関係にあることを改めて認識させられる。
なお、東京・銀座の広島ブランドショップTAUでは番組のパブリックビューイングを行う。NHKプロ野球解説の大野豊さんも参加してトークショーもある。(参加申し込みはすでに締め切り)
旧広島市民球場跡地で思いを語る大野豊さん
中央奥に原爆ドームが見える