田中 聡(たなか・さとし)専門学校・美術予備校で講師をするかたわら、広島を中心にイラストレーターとしても活動中。カープやサンフレッチェのイラストを中心に、日々のあれこれをブログに掲載しています。tnksts.jugem.jp
強い雨の中、赤いレインコートで染まったファンが一番沸いたシーンは中断33分間のあとの小窪選手のひと振りでした。
中日先発、バルデス投手の初球、中断前の2球と合わせると3球目を見事に仕留めて見せました。
打球はセカンドの頭上を雨を突きながら越えていきました。これで2対0、1点をとるのに四苦八苦のカープ打線にとってこの1点は試合の行方を左右する大きな転機になりました。
八回、野間峻祥選手、鈴木誠也選手に相次いでプロ1号、今季1号ホームランが飛び出して5-0の快勝となりました。
小窪選手は4月4日に堂林選手の一軍昇格に伴い二軍に降格していました。
ウエスタン・リーグでは8試合に出場して打率3割以上。昨季、代打でも素晴らしい成績を残していたのになぜ、二軍降格なのか…、
打球がライト前に弾んだ瞬間、自軍ベンチに向かって気合いのひと声…、長い中断期間にも集中力を切らさず、二軍降格の悔しさをちょっぴり晴らした瞬間、でした。