第2ステージ初戦でいきなりの決定力を見つけた佐藤寿人(撮影・春木 睦子)
J1第2ステージ、第1節(7月11日)
第2ステージ優勝を狙うサンフレッチェ広島がアウェーのユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台と対戦。相手の猛追を振り切って4-3で逃げ切り白星発進した。
スタメン
GK 林
DF 宮原、千葉、水本、ミキッチ、森崎和、青山、柏、野津田、柴原
FW 佐藤寿人
前半12分、ミキッチのクロスを佐藤寿人が左足で合わせてサンフレッチェ広島が理想的な形で先制点。
さらに前半40分には第1ステージのラスト2試合にスタメン出場して実績を積んだプロ契約2年目の宮原が嬉しい初ゴールを決めて2-0。
右足を振り抜き公式戦初ゴールの宮原
祝福されて笑顔の宮原
ところが前半終了間際に金園にうまくGK林の上を越えるシュートを押し込まれて1点差に。
しかしこんなことでメゲないのが今季のサンフレッチェ広島。アディショナルタイム2分も残りわずかのタイミングで青山のプレスから佐藤寿人がこぼれ球を中央から蹴り込みゴール右にこの日、2点目となる一撃が突き刺さった。
個人技と回りとの連携が冴え2ゴールの佐藤寿人
佐藤寿人はこれで自身の持つ11年連続を更新する12年連続2桁得点にリーチをかけた。
さらに後半16分、今度は柏が左から攻め込みきっちり決めてこれで4-1。このまま終われば「幸先よくリ・スタート!」の見出しも立つところだが、後半43分、またしても注意すべき時間帯にPKを許してこれで4-2。
ドリブル突破から今季2点目の柏
そしてアディショナルタイムには山本大貴に頭で決められ4-3となったところで試合終了のホイッスルに救われた!?3失点は今季ワーストで第1ステージから7戦無敗が続く中、次節への、そして第3節、浦和レッズ戦に向けての課題がはっきりした。
微妙な判定も多い試合となり、森保監督も思わず抗議
寿人の2点目をアシストした青山もW杯でも主審を務めた西村雄一さんに声をかける、青山は右足を痛めて後半26分に交代した