NHK、女子第27回全国高校駅伝中継より
男子第66回、女子第27回全国高校駅伝が12月20日、京都市の西京極陸上競技場を発着点とするコースで始まった。出場校は男女各59校。
午前10時20分スタートの女子は5区間、マラソンの半分の21.0975キロで熱戦を展開。1区は、世羅のキャプテン小吉川志乃舞がラストでトップに立ちタスキ渡し。2区でトップに1秒差2位に下がった世羅は3区の長尾明日香がラストスパートをかけトップの西脇工業(兵庫)に1秒差の2位で第3中継所へ。そして最終5区、世羅のアンカー、向井優香へタスキが渡った時点でトップの西脇工業まで32秒差…。
世界ユース5位の向井は力強い走りを披露、そして第5区2・1キロ地点で昨年3位の常盤(群馬)がトップへ浮上、猛追する向井はそこから700メートル先の2・8キロ地点、五条通りへと右折した加速でそのまま常盤を抜き去りトップへ…。そのまま西京極陸上競技場へ飛び込み、初優勝のテープを切った。
優勝タイムは速報値で1時間7分37秒。女子優勝は県勢でも初。世羅は男子が昨年も含めて8度の優勝を誇る。午後からの男子で世羅がダブル優勝すれば大会史上2度目の快挙となる。
男子は午後0時15分号砲。
世羅・岩本真弥監督の話 「あまり(優勝は)考えてなかったのでほんと、嬉しいです。男子に負けたくないという気持ちでよくやってくれて嬉しいです」