アーセナル、アウグスブルクから正式オファー、浅野拓磨はリオで、欧州で風になる

2016年06月29日: 編集部

イラストは「ひろスポ!スケッチ・田中聡作品展」より

田中聡（たなか・さとし）専門学校・美術予備校で講師をするかたわら、広島を中心にイラストレーターとしても活動中。カープやサンフレッチェのイラストを中心に、日々のあれこれをブログに掲載。
tnksts.juge

田中聡プロデュース！おかっぱ頭の楓ちゃん、弟の空くん、いとこで黒髪のななちゃん、猫のスピカに柴犬のハル。広島の赤いチームが大好きな、３人と２匹の野球応援スタンプ。お申し込みはコチラから。
line.me/S/sticker/1120061

サンフレッチェ広島のＦＷ、浅野拓磨が世界に羽ばたく時が近づいている。

キリンチャレンジ杯２０１６、Ｕ-23日本代表とU-23南アフリカ代表の注目の一戦は長野県の松本平広域公園総合球技場で６月２９日午後７時３０分キックオフ。

前半３０分にＰＫで先制を許した日本はその７分後、ＦＷ中島翔哉（ＦＣ東京）のゴールで追い付くと、前半４５分にはＭＦ矢島慎也（ファジアーノ岡山）の得点で勝ち越しに成功。直後に中島が加点して３－１とリードして前半を折り返すと後半３分、浅野拓磨（サンフレッチェ広島）が相手のミスから奪ったボールを素早い切り替えしから確実に決めて、４－１の圧勝となった。

浅野は１点目の時には起点となり、３点目は中島の頭に左足からのクロスで合わせた。そして後半１４分で交代した。

サンフレッチェ広島からアルビレックス新潟に期限付き移籍中のＭＦ野津田岳人も浅野とともに右サイドハーフでスタメン出場したが、途中交代となった。

この試合の模様はＴＢＳ系の地上波でも生放送された。中継カメラは時の人なっている浅野の動きを追いかけ、スイッチングも浅野に重点が置かれた。

試合後、浅野はインタビューの中で「観に来てくれている人や応援してくれている人のために、ゴールという形で勝利に貢献したかったので、それができたことはまず良かったかなと思います」とクラブに居る時と変わらない優等生コメント。

「メンバー争いのかかった試合、メンバーとはどんな言葉を交わしてピッチへ？」との質問には「きょうの試合はＵ－２３の選手として日本でする最後の試合だったので、きょうは必ずみなさんに勝利を届けようという話をしたので、きょうはまず勝利できたことが良かったかなと思います」と応えた。

それからしばらくしてＮＨＫ総合「ニュースウォッチ９」がこの試合の模様をＶＴＲで紹介。最後に浅野について「アーセナルから正式に申し入れがあった」とＭＣが紹介し「アウグスブルクからも申し入れが来ている」とダメ押し!?わざわざＶＴＲ終わりで最新情報を伝えるために裏を取った、ということなのだろう。

サンフレッチェ広島のクラブ関係者によれば「まだ何も決まっていない」状況で、今後、オファーのあるクラブとの交渉を代理人を通じて進めていく模様。しかし、欧州ではどのクラブも現在、チームの骨格作りを進めており、広島のスピードスターとしてリオの舞台に立つはずだった浅野が、新たなステージへの挑戦とともに、世界を相手にするその日が着々と近づいている。

シェアしてお友達にもこのニュースを教えよう！

ひろスポ！の情報を逃さずチェック！: ※SSL暗号化通信で登録します。
※メルマガはいつでも解除出来ます。