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2016年06月29日
編集部

広島の新サッカースタジアム問題で旧広島市民球場跡地派の声封じる動きに関係者激怒!6月30日の市議会総務委員会も必聴!

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旧広島市民球場跡地
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本通りなど広島市中心部において、組織のトップではなく現場の人たちの声は「旧広島市民球場跡地にサンフレッチェ広島」…だ…

 

6月30日に広島市役所に隣接の議会棟で広島市議会総務委員会がある。午後1時からで、規則厳守の上、一般の傍聴OK!

議題は次のとおり。

1 請願・陳情審査
2 新規に受理した陳情について
3 所管事務の調査
(1)所管の主要事項について
(2)平成27年度一般会計の決算見込について

2の新規に受理した陳情について、ではひろスポ!が6月23日に報じた件についても話題に上る模様。

ひろスポ!記事

広島のど真ん中、本通りからも「サッカー専用スタジアムはサンフレッチェ広島が希望する旧広島市民球場跡地以外にない」と、市に陳情
hirospo.com/pickup/30094.html

陳情は本通三丁目町内会から出された。陳情者は柄 正典会長。

陳情は以下のとおり。

要旨

サッカースタジアムは、多くの観客が来場し、商店街の活性化、ひいては都心の活性化につながるため、旧広島市民球場跡地(以下「跡地」という)に是非とも建設していただくよう陳情する。

理由

これまで、跡地の活用方法の検討に当たっては、地元としても、「旧広島市民球場跡地委員会」の委員となるなど市と一体となって検討してきたが、いまだに具体的な結論が示されていない。平成17年に検討が開始されてから、10年以上もたった現在でも、都心の一等地にありながら、活用方針が決定されていない現状は我々地元商店街としては誠に憂慮すべき事態であると考えている。

サッカースタジアムについては、「サッカースタジアム検討協議会」が設立され、平成26年12月に旧市民球場跡地と広島みなと公園の2か所を候補地とする提言が取りまとめられ、その後、県知事、市長、商工会議所会頭の3者がトップ会談で、地元の港湾関係者や住民らからも反対の意見が出されているにもかかわらず、広島みなと公園優位との見解が示されている。

本年3月には、サンフレッチェ広島から、跡地に独自の資金調達で球場建設を行う旨の提言がなされているにもかかわらず、いまだ協議すらされていないという状況で、いつまでこうした状況が続くのか地元としても大変危惧している。

広島みなと公園優位の根拠を見てみると、跡地では3万人規模のスタジアムの建設ができない、多機能・複合化が困難といった理由のようであるが、地元としては、3万人のスタジアムも、ましてや複合施設など全く必要ないと思っている。

地元の商店街としては、サンフレッチェ広島が提案されているスタジアムで十分であり、これにより、多くの観客を呼び込め、また、平和記念公園からの人の流れも向上し、都心部のにぎわいをもたらすと期待しているところである。

「スポーツ王国広島」の復活を目指し、サッカーを通じて平和都市をアピールするためにも、サッカー専用スタジアムはサンフレッチェ広島が希望する跡地以外にない。

ついては、地元の意見を十分お聞きいただき、善処していただくよう要望する。

陳情の引用は以上

この陳情の際には地元の中国新聞記者も取材していた。

しかし、いまだに中国新聞がこの陳情を記事にした形跡は(ひろスポ!の知る限り)ない。この件では、関係者が中国新聞になぜ記事にしないのか?と電話で問いただしてもいる。それでも”完全スルー”の形となっている。

また、この件でひろスポ!が広島本通商店街振興組合に電話した際には、こちらから特に聞いた訳ではないが「あの陳情は本通全体の声ではありません」と電話口の男性に釘を刺された。

ところが、ひろスポ!で本通界隈を取材した結果、「中振連」と呼ばれる市中心部の商店街、デパートなどで構成される組織のあちこちから…

「旧広島市民球場跡地をいつまで空き地にしておくのか」

「公園はもういらん!夜危ないだけ」

「サンフレッチェ広島のスタジアム案で行こう!」

「我々が行動を起こさないとダメだ」

…などの声があがっていることが分かった。

中振連オフィシャルサイト
www.chushinren.jp/about.htm

中心連とは?(オフィシャルサイトより引用)

中振連(ちゅうしんれん)とは、広島市の中心街区に位置する11の商店街と8つの大型店で組織された連合会です。 「無料駐車券発行システム」や、8月6日の「とうろう流し」、「ゆかたできん祭」、「えべっさん」等のイベントを実施したり、行政と連携して様々な事業を行うことにより、広島市中心部の商業活性化、賑わいの創出、環境改善のために努力しています。

このように、中振連は広島市からの補助金を受けて様々な取り組みを行っており、関係者の中には松井市長の意向に従う動きに徹している者もいる。それがいわゆる現場の声と大きなねじれとなっているというのが実情だ。

このままいけば、おそらくそのマグマだまりのようになった街中の声がいずれ、どこかの時点で音をたてて”噴火”する可能性がある。

広島市と広島県、松井市長と湯崎知事が進める「広島みなと公園優位」の一連の「作業」の最大の欠点は、市民・県民・県内外のサポーターの声にいっさい耳を貸してこなかったことにある。

なぜ、そうなのか?明確な理由があれば、みな納得するかもしれない。

それが示されないままだと、広島市のど真ん中で、新たなうねりが生じることになる方が、インターネット全盛の今の時代においては正常なこと、である。

広島新サッカースタジアム取材班

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