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2016年11月05日
編集部

今度は赤いパレードが行くよ…黒田博樹、あの日からちょうど9年目のきょう「世界一のファン」と王者の行進

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黒田博樹 カープパレード
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新井貴浩とふたり、2シーズン目で実現した優勝パレード、その右手で掴み取った奇跡の物語をみんな忘れない…

昨年12月、広島市街地を東西に貫く平和大通りで紫のパレードがあった。J1王者、サンフレッチェ広島。

そして今年は赤いパレード、沿道に詰めかけた人々の数31万人…

広島東洋カープ、1975年以来、41年ぶりの優勝行進。

カープパレード

11月5日、午前10時30分スタート!その直前、オープンカーに新井貴浩二人で乗り込んだ黒田博樹はその前方に広がる光景に、改めてあの言葉を思い浮かべたかもしれない。

雪に耐えて梅花麗し

そして、その続きは…

霜を経て楓葉(ふうよう)丹(あか)し

晩秋の深い霜をしのいで、楓の葉が真っ赤に染まるように…

そんな景色が延々とずっと先の方まで続いていた。

幾多の試練を乗り越えて、また乗り越えて、何度も「引退」の二文字と向き合いながらなおも這い上がり、心の中のエネルギーがあとどれぐらいもつのか。

常に不安と戦いながら、そして最終的にユニホームを脱ぐと告げて、そのあと最後の最後で見事なほどに真っ赤に染まる大通りに今、自分たちがいることは単なる偶然か、それともそういう運命だったのか…

ピンストライプでもない、ブルーでもない。

やはり赤いユニホームと背番号15。

カープパレード 黒田博樹
数えきれない「ありがとう!」の声の中、新井貴浩と一緒に、チームメートと一緒に行進する。見上げた空は4月に巨人を完封したサクラの季節とも違うし、鯉のぼりが泳ぐ5月の空とも違う。本当に最後の最後で、もうすぐ枯葉舞うこの通りにみんなとユニホーム姿で集まることができた。

そう、きょうは11月5日。9年前のきょうが、このパレードへと繋がるスタート地点だったのか?

2007年11月5日、スーツ姿で当時の広島市民球場を、「プロ野球人生の中で最も難しい決断」を球団に報告するため訪れた。FA宣言、そしてメジャーリーグ挑戦…。

その日から一日の狂いもなく、まさに「その日」がやってきた。

「感謝」の気持ちと「1球の重み」と。そして「世界一」のファンとの20年にも及ぶ物語のエピローグ。この話はプロ野球の枠組みを越え、永久欠番・15番とともに未来の子どもたちへと永久に語り継がれることになる。

黒田博樹 カープパレード

黒田投手のマツダスタジアム・優勝報告会でのあいさつ、( )は質問内容

朝からたくさんのファンに来ていただいて、そしてファンのみなさんの笑顔と涙と、いろいろなものを見せてもらってほんとに僕自身が感動させてもらいました。ありがとうございました。

(黒田さんにはファンがたくさんありがとうと言っていますが…)僕の方こそ、背中を押してもらって、暑い夏も苦しい時もなんとかマウンドに上がる気力を与えていただいてこちらの方こそほんとにありがとうございすという気持ちでいっぱいです。

正直な気持ちは、これでちょっと野球から離れられるというほっとした気持ちと、これからまたシーズンオフに入って少しずつ寂しさが出てくると思います。

20年間やってきて、ほんと、最後にねまさかこういう形でユニホームを脱げるとは思っていなかったので、ほんとにまずは監督、コーチ、そして一緒に戦ってくれた仲間、そして体をケアしてくれたトレーナーのみなさん、裏方のみなさんにまず感謝したいと思います。

そして、カープファンのみなさんには言葉に言い表せないぐらいの感謝の気持ちでいっぱいです。

(優勝の胴上げでは新井選手との涙の抱擁、胴上げもありました…)いや、たぶん泣いてはいないと思いますけど、やはり今までのいろいろな、たくさんの気持ちが出てきて何とも言えない気分になりました。

(20年間を改めて振り返って)ひとことで言うと、苦しい20年間でしたし、ただね、そういう苦しいことを乗り越えて、そしてきょう、このようにみなさんの前でパレードをして、そしてここでしゃべらしていただけるっていうのは本当に苦しいことを我慢して良かったなと思っています。

(ユニホーム姿の黒田投手、改めての思いは)最初にアメリカに渡った時、まさかこうやってマツダスタジアムのマウンドに立てると思ってなかったんで、ほんとに不思議な気持ちです。ただ、やはりこのマウンドに立たせてもらえたのは、球団はじめ、そしてファンのみなさんのおかげだと思ってます。本当にありがとうございます。

(カープの後輩へは)こちらこそ、いいチームで2年間野球をやらせてもらえましたし、すごくいい雰囲気を作ってもらってほんとにありがとうという気持ちです。

20年間なんとか野球を続けてこられました。そして最後に世界一のカープファンの前でユニホームを脱ぐことができます。本当に最高の引き際だと自分では思ってます。20年間、ほんとにありがとうございました。

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