アンジュヴィオレ広島、なでしこ2部昇格へ向け東博樹新監督の就任を発表

2016年12月26日: 編集部

新監督就任と同時に発表されたアンジュヴィオレ広島２０１７年シーズンのスローガン
「紫力結心」（しりょくけっしん）

アンジュヴィオレ広島は１２月２６日、２０１７年シーズンへ向けて東博樹（あずま・ひろき）新監督の就任を発表した。

東氏は１９６６年生まれの５０歳で京都市出身。同志社大学卒業後、１９８９年から１９９３まではガンバ大阪の前身、松下電器産業株式会社サッカー部に所属、１９９１年１月の天皇杯では優勝を経験している。１９９２年よりガンバ大阪。１９９４年、９５年には横浜フリューゲルスに所属。９６年にはこの年からＪリーグに新加盟したヴィッセル神戸へ。９７年で現役を引退した。

指導歴も豊富で、１９９８年から２０００年はアルビレックス新潟Ｕ－１８監督。２００１年から０４年は京都パープルサンガＵ－１５監督、Ｕ－１８監督などを務め、０５年から３年間はJAPANサッカーカレッジ開志学園でも監督を務めた。

さらに０８年には中国・上海にある上海フェリエスポーツコーポレーションに、サッカー事業部部長兼監督として昨年まで籍を置き、今年は母校、同志社大学体育会サッカー部のコーチだった。ライセンスは０６年にJFA公認A級を取得している。

今季、なでしこリーグ１部昇格を狙ったアンジュヴィオレ広島は、開幕から１カ月で監督交代を試みたがこれが完全に裏目。長らくチームを育ててきた奥村優之監督（ＧＭ兼任）が今季は指揮を執るはずだったが、開幕ダッシュに躓いたため新たにヘッドコーチに就任した内藤就行氏にバトンタッチ。しかし成績は超低空飛行のままだった。

７月に入ると、チーム生え抜きで代表候補合宿にも呼ばれていた葛馬史奈がＡＳハリマアルビオンに移籍。チームは最後まで確たるシステムを構築できず、９月に入ると内藤監督の解任と奥村ＧＭの監督兼任が発表された。

お家騒動のツケは大きく、けっきょく２部リーグ１８戦１勝３分け１４敗の勝ち点６で１０チーム中最下位に沈んだアンジュヴィオレ広島は３部にあたるチャレンジリーグ降格となり新体制への移行が急がれていた。

なお、長らくチームを引っ張ってきた武田裕季主将のＡＳハリマアルビオンへの移籍も先ごろ発表され、チームはこれで大きく生まれ変わることになる。

東監督

東新監督コメント　「このたび、ご縁がありアンジュヴィオレ広島の監督に就任いたしました。フロント、現場スタッフ、選手が一丸となって１試合１試合を闘うことは当然として、いろいろな面で支えてくださる人々や、応援してくださるサポーターの皆さまに対して、その姿勢やプレー内容、また結果においても認めていただけるよう、情熱を注ぎ取り組んでいく所存です。また、下部組織での育成や地道な普及活動こそが、将来のアンジュヴィオレ広島というチームをより一層強固なものにするとして捉え、合わせて取り組んでいきたいと考えております。皆さまの引き続きのご声援と、サポートをお願い申し上げます」

※アンジュヴィオレ広島２０１７年シーズンスローガン「紫力結心」（しりょくけっしん）

選手、チームスタッフ、フロントスタッフ、そして、サポーター、スポンサー、地域の皆様、アンジュヴィオレ広島を応援いただいている全ての方々の力をひとつに集めて、突き進んでいくという想いを込めたスローガンです！

広島を中心に各方面で活躍をされている開運書道家「星野喜蝶」様に書を書いていただきました。コンセプトメイキングの段階から関わっていただき、力強い中にも女性らしさもある素晴らしいスローガンデザインが出来上がりました。

チャレンジリーグからのスタートとなりますが２部復帰を目指して「紫力結心」のもと、一丸となり全力で進んでまいりますので２０１７シーズンもご声援何卒よろしくお願いいたします。

（アンジュヴィオレ広島）

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