第66回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会第2日目(大阪市中央体育館、5月3日)
5月2日開幕の黒鷲旗。連覇を狙うこの大会が今シーズン最後の公式戦となります。この大会が終わると、シーズンオフに入ります。今シーズン限りでビーチバレーへの転向を表明している越川優選手。黒鷲旗までで、退部を表明したルブリッチ選手。彼らと一緒に戦う、最後の試合です。
5月2.3.4日は、全部で16チーム(プレミア8、チャレンジ3、大学3、高校1)を4つのグループに分けて、総当たりするグループ戦。4つのうち上位2チームが、5月5日からの「決勝トーナメント」にコマを進めます。
各グループにVプレミアチームが2つ入っていますから、大抵毎年「決勝トーナメント」はVプレミアチーム同士のリベンジマッチになります。下剋上はとても厳しい道のりです。
JTサンダーズは、グループB。
2日には、チャレンジリーグ1位の、大分三好ヴァイセアドラーと戦って…
27-25
27-25
25-21
と苦戦しながら、セットカウント3-0で初戦を勝利で飾りました。
この日の対戦相手は、近畿大学。
試合結果は、
25-14
25-19
25-16
セットカウント3-0で勝利しました。
グループ戦 2勝しましたので、決勝トーナメントに進出することが決まりました。
第1セット。
スタメンは、
WS:越川、山本将平
MB:筧本、中島
S:深津
OP:ルブリッチ
L:井上航
ええ!ええ!大学生相手でも、ガチで勝ちに行ってるメンツです。
このセット、終わってみれば、ダブルスコアくらいの点差だし、昨日の大分三好戦に比べると、セットの入りも良くスパイクも決まっていたようなんです。が。近畿大学…インカレ第5位(他の3大学・インカレ1位中央大学、2位東海大学、3位早稲田大学)。それにしては、なかなか開かない点差に、イラっとしました。
MB中島の母校になるワケですが、ナカジが意地を見せてくれました。MB vs MBのネット上の攻防を押さえ込んでくれました!クイックも良いところで力強いのを決めてくれてました。ようやく勢いがついて、グイグイと点差が開いた気がしました。
第2セットは、
WS:山本将平、吉岡
MB:中島、安永
S:深津
OP:塚崎
L:井上航
ルーベと越川さん、お休み。黒鷲旗は勝ち進めば6連戦ですから!
MBの組み合わせを変えてきました。ベゼラ、町野はベンチ外なんで、3人しか居ないMB、使い方をお試し?
このセットは、第1セット以上に膠着してました。サーブ入らんし(特に安永)、MBと深津が合ってないし、攻撃枚数が少ない(バックアタックがほとんどない)から、ドシャットはされないまでも、ブロックに掛かるから、決まらない…。そのうち、こちらが先にミスをするので、点差が開かない。
ここで、策を投入!安永→安井ピンチサーバー。大学生相手に容赦ない、マジ!サーブ‼︎…相手、きっと泣いてたって。サービスエース連発でグイグイ離し、このセットも連取。
第3セットは、
WS:吉岡、安井
最後で交代 吉岡→井上慎
MB:筧本、安永
S:井上俊
OP:塚崎
L:久原
うーん、メンバー交代して、元気に走り回る雰囲気になったけど、平均年齢は上がってるってことが、笑える。
セッターが代わったことで、初めて、ああそうか、深津のトスがバラバラしていて不安定だから、アタッカー陣は打ちづらかったんだろうなあ、と。
ヤギはセンターを使わないので、トイさんが一生懸命に囮に飛んでもついてきてくれてなかったな、途中から。だけど、このCチーム(勝手な命名)は、とにかく良く声を掛け合ってて、元気。久原くんがよく声をかけてた。繋ぎがよくなると、ミスが減る。
それで、このセットはスムーズにリードしたように思う。井上慎さんも見れて、ベンチ入り選手の調子を隈なく調べた感じ。
私の雑感は、
・越川さんは文句なし良かった
・ルーベは、サーブいま一つ。メンタル面も上がってこないと、難しい
・ナカジ、トイのMBが、今はベストチョイス。
・ヘラヘラ、ユルユル厳禁で、キリキリプレイすることを条件に、S深津。越川、ルーベの調子が落ちてきたら、ヤギに交代(ほんとはここで、金子だったハズ)
・WS越川の対角は、将平だけど、リベロ出身にしては、プレイに波(気分に流される)があるので、様子見ながら安井に交代。
・ピンサは、安井か八子(昨日はベンチ外だったが)
グループ戦最終戦。次は、豊田合成トレフェルサと対戦します。勝てばグループBを1位通過。決勝トーナメント(準々決勝)はAグループ2位と対戦になります。(多分、FC東京)負ければ、準々決勝はAグループ1位と初戦。(多分、東レ)プレミア7位で終わったJTサンダーズは、グループ組みやトーナメントも不利な位置。どこかで下剋上しないと、明日はない。
頑張れ!JTサンダーズ!
(ちゃこ)