二軍で黙々と打ち込んできた岩本、7月9日に出場登録され、巡ってきた今季初打席で満塁の走者一掃のゲッターパンチ、さらにはゲッターキックもお見舞いした…
広島は7月12日、マツダスタジアムでDeNAに5-1のスコアで快勝、貯金23、2位阪神に8ゲーム差をつけて独走態勢のまま球宴休みに入った。
前半戦最後の3連戦、セ5球団の中では最も勢いのあるDeNAにはそれまで5勝6敗と負け越していた。
10日の第1戦では、DeNA先発の今永を打てず、六回を終えて1対2。迎えた七回、一死から八番會澤が二塁打で出ると、緒方監督は力投を続ける先発野村の代打に迷わずバティスタを起用…
※実況(携帯サイト「田辺一球広島魂」より)
・今永は六回まで101球
・安部、初球突っ込み気味に打って三ゴロ
・會澤、ファウル、ストライク、ワンバン、快音響いてレフト線、二塁打
・野村祐輔の代打バティスタ、外131キロボール、2球目レフトスタンド後方ネットへ、まさにドライバーショット、レフト筒香も見上げるだけ、スタンドも歓声より驚き…
…ということで、広島は2対1と試合をひっくり返すと八回にも3点を追加。大事な初戦を5対1でモノにした。
第2戦は先発岡田がDeNA打線につかまり2対5で敗れ、迎えた第3戦。広島はジョンソン、DeNAは濱口、四回からはエスコバー。六回を終えて2対1、広島1点のリード…
迎えた七回の攻撃は二死満塁。ここで前の回、エルドレッドの代走から途中出場の岩本に今季初打席が回ってきた!
※実況(携帯サイト「田辺一球広島魂」より)
・七回、DeNAはまた左腕だ、砂田が出てきた、足封じ…
・先頭の田中広輔、三ゴロ
・菊池、外の球に遠心力効いて、ライト線二塁打
・丸、1球1球際どい勝負、ファウル挟みフルカウント、またファウル、ファウル…右手首にまともに真っ直ぐ命中、これはダメだ、砂田すぐ帽子取ったが、丸ベンチへ
・丸が出てきた
・一死一、二塁で誠也、砂田はもうかなり追い込まれているはず、しかし初球外ストライク、ボール、外ストライク、高目バット動いてファウル、ボール、打ったけどこれ以上ない詰まり、セカンドハーフライナー
・ここで新井貴浩が出てきた
・DeNAベンチ、投手交代
・代打新井貴浩対ベテラン藤岡、外にストライク、ボール、ボール、ボール、タイミング変えて投げたが外ボールで四球
・一死満塁で岩ちゃんだ、初球空振り、ワンバン空振り、ボール、体中に力入っているが…、追い込まれてコンパクトに振った!左中間ど真ん中抜いた、3点入った、で、送球逸れて岩ちゃんもホームへ、全然間に合わないが、なんとキャッチをかしてジャンプした、高城の顔に岩ちゃんの左膝が入る…、あまりにマンガ的、で…、アウト!
…という超満員のスタンドが最高に沸く展開となり、この3点が追いすがるDeNAの反撃意欲を失わせたのは言うまでもない。
しぶとく食い下がるDeNAを2度、振り切ったその原動力となったのがバティスタと岩本。
そう、ひろスポ!で以前、「神ってる」になぞらえて「ゲッター」(神々)のリングネーム!?を進呈させていただいたお二人、なのである。
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