基町の明日を考える会の徳弘会長(トップ画像説明)
8月24日、中国新聞23面に「サッカー場 配置図も住民提示へ」「中央公園案 市など29日説明」の見出しで記事が出た。
記事の内容は…
広島県、広島市、広島商工会議所の3者が中央公園自由・芝生広場(以下中央公園)に、もしサッカースタジアムを整備するとなった場合に、どんな状況が生まれ、基町アパート群など中央公園に隣接したエリアへどんな影響があるかなどについて、地元集会所で8月29日に説明会を開く
…というもの。
この記事の中で3者側の実質的責任者である広島市文化スポーツ部の杉山朗部長は「意見を聞かせてもらい。丁寧な説明を尽くす」(中国新聞記事引用)となっている。
一方、その3者側の説明を受ける「基町の明日を考える会」の徳弘親利会長は「まずは回答を聞いてからのスタート」(同じく引用)となっている。
ところが24日午後、ひろスポ!が直接、徳弘会長に確認したところ次のような答えが返ってきた。
「まずは回答を聞いてからのスタート?こんなことは言うてない!だから大文句を言うといた。わしは”反対を前提に、説明を聞く、そこからのスタートと言うたのに…。一番大事なところを勝手に編集したらイカンよ。記者にそう言うたら、なんやかんや言い訳しよったよ」
「この前も記者が勝手にわしの知らんところである集まりを取材しよった。基町は一枚岩と最初から言うとるのに。恐らく住民の中には賛成する者もおると思うて10人ぐらいの集まりに勝手に取材に行ったようじゃけど、そこでもみんな反対じゃったよ」
これは、いったいどういうことか。
この話のとおりであるとすれば、現場で取材した記者の原稿がデスクレベルなどで改ざんされた可能性すらあるということか?それと同時に徳弘会長の話から、記者に対する不信感が募っている様子もうかがえる。もちろん、記者が常識の範囲で取材活動をするぶんには、いちいち徳弘会長の許可を得る必要はないのだが…
改ざんとは、文書、記録、資料等の全部又は一部を変更する操作を行い、その結果などを正しくないものに加工することを言う。この際、故意によるものではないことが根拠をもって明らかにされたものは不正行為には当たらない。そして、その判断は非常に難しい。
今回は取材を受けた側の話だけしか聞いていないが、サッカースタジアム問題の本質は別のところにあるのでこれ以上、この件について深堀りする予定はない。
ただ、ひろスポ!では、旧広島市民球場跡地の活用策やサンフレッチェ広島・久保允誉会長のスタジアム独自案発表に関連する中国新聞の報道姿勢についてはこれまで何度も取り上げてきた。
ひろスポ!関連記事のひとつ
サンフレが旧広島市民球場跡地に来るとそんなに困るのか!中国新聞記者の質問に久保会長「逆に聞きますが、あなたはなぜ旧広島市民球場跡地ではダメですか?」(2016年3月3日掲載)
hirospo.com/pickup/27148.html
降って湧いた「中央公園案」浮上のあと、ひろスポ!は何度も基町地区に足を運び、多くの人から話を聞いてきた。徳弘会長がわざわざ事実と異なる話をするとは考えにくい。
…という訳で…
ひろスポ!ではサッカースタジアム問題について一番最初にこう記しておいた。「スタジアムウォーズ」…、”帝国軍と反乱軍の戦い”は続く、と…
この広島のサッカースタジアム問題ほど、いろいろな意味で偏向報道の目立つ事案も珍しい。そしてそれは国際平和文化都市を語る上で、最大の汚点となる可能性をはらんでいる。
ひろスポ!関連記事
広島でスタジアム・ウォーズ勃発か、旧広島市民球場跡地へのスタジアム建設めざし同盟軍!?2月14日にデモ行進(2016年1月14日掲載)
hirospo.com/pickup/25744.html
以上、広島新サッカースタジアム取材班
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