広島市など3者がスタジアム建設を検討している場所はココ!である(トップ画像説明、8月25日撮影)
8月24日付の中国新聞23面に「サッカー場 配置図も住民提示へ」「中央公園案 市など29日説明」の見出しで記事が出た。
広島県、広島市、広島商工会議所の3者が中央公園自由・芝生広場(以下中央公園)に、もしサッカースタジアムを整備するとなった場合に、どんな状況が生まれ、基町アパート群など中央公園に隣接したエリアへどんな影響があるかなどについて、地元集会所で8月29日に説明会を開く。
その際、中央公園にどういう風にスタジアムをレイアウトするのか?その「配置図」も示されるとある。
この説明会では基町住民側から3者側に出された「8項目の質問状」について、3者側が回答する。3者側では中央公園へのスタジアム建設を想定して専門業者に委託し調査・検討した結果などを「中間とりまとめ」の形で現在、精査している最中だ。
基町地区住民側からの質問状には、騒音対策、渋滞対策、環境への影響などが含まれている。そのため、スタジアムを中央公園のどの位置に建てるか?が最大のポイントになってくる。
そこで、ひろスポ!ではこれまでの取材やネットに上がっている情報などを大まかにまとめて「どこにスタジアムができるか」を想定してみた。ついでに、今回、自分がサンフレッチェ広島のGKになったつもり!?で、ゴールの真ん中に立ってみた。
スタジアムは長軸を南北方向に取る。ゆえに東西に横長の中央公園を”無理やり”南北軸で使うことになる。(だから、サッカースタジアム検討協議会でも候補地から落とされた)
ひろスポ!がGKになったつもりで、南側を見た風景(8月25日撮影)がコレである。
土地勘のある人にはすぐ分かる。この画像の真後ろは基町保育園・幼稚園と小学校。画像奥に見えるのは広島グリーンアリーナで、その先は旧広島市民球場跡地。
この画像のさらに手前(北側)がバックスタンドだ。
騒音!?というか、当然歓声が上がるわけだし、サッカーは土日だけ、という話も通用しない。なんせ、サンフレッチェ広島も広島県サッカー協会も様々な用途で活用できる、要するに365日なるべく活用されない日の少ないスタジアムを目指している。
そうなると、どういう策が考えられるか?
ひとつめは保育園、幼稚園、小学校も近隣ゾーンに移転させること。すでに県営の中層アパート群は中央公園から徒歩3分のところで解体されつつある。
ふたつ目は防音、遮音を兼ねた「屋根架け」を行うこと。広島市文化スポーツ部の杉山部長ら担当者は昨夏、この中央公園とは土地の性質が異なるが”街中立地”の点では一括りにされるノエビアスタジアム神戸を熱心に視察している。
スバリ、3者側が今考えているのは神戸式、一部屋根架けスタジアム案だ。既存の施設を移転することは、基町アパート群の総合的な再整備計画をきちんと立てるならあり得る話だが、広島市にそういった動きは見られない。
新サッカースタジアム建設を前提に、中央公園のありようと基町アパート群の今後を考えた場合には当然そうすべきであると考えるが…
ノエビアスタジアム神戸
この項、つづく。
広島新サッカースタジアム取材班
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