コンサドーレ札幌との直接対決を前に、前線で精力的な動きを見せるフェリペ・シウバ、その後方にはパトリックとアンデルソンロペス(トップ画像説明)
サンフレッチェ広島は9月30日、エディオンスタジアム広島で明治安田生命J1リーグ第28節に臨む。
相手は14位のコンサドーレ札幌。勝ち点差はわずかに1。13位の清水エスパルスとも勝ち点2差で、コンサドーレ札幌を叩けば13位まで上がれる可能性がある。
J1リーグ残留争い順位(26節まで)
順位 クラブ名 勝ち点 勝ち数 引き分け数 負け数 得失点差
14位 コンサドーレ札幌 26 7勝5分け14敗 -15
15位 サンフレッチェ広島 23 5勝8分け13敗 -14
16位 ヴァンフォーレ甲府 21 4勝9分け13敗 -15
17位 大宮アルディージャ 21 5勝6分け15敗 -22
18位 アルビレックス新潟 11 2勝5分け19敗 -35
J1リーグ残留争い順位(27節まで)
順位 クラブ名 勝ち点 勝ち数 引き分け数 負け数 得失点差
13位 清水エスパルス 28 7勝7分け13敗 -14
14位 コンサドーレ札幌 27 7勝6分け14敗 -15
15位 サンフレッチェ広島 26 6勝8分け13敗 -12
16位 ヴァンフォーレ甲府 24 5勝9分け13敗 -14
17位 大宮アルディージャ 21 5勝6分け16敗 -23
18位 アルビレックス新潟 12 2勝6分け19敗 -35
※16位以下がJ2に自動降格
ヨンソン監督が就任してからのサンフレッチェ広島の星取りは…
●〇△●〇△△〇〇
ここ5試合負け知らず。△2つの相手は”ライバル”の大宮アルディージャと最下位のアルビレックス新潟で、この頃厳しい思いを重ねたことが、セレッソ大阪、清水エスパルス連勝に繋がった。
この点についてヨンソン監督は9月29日、コンサドーレ札幌戦に向けた前日連練習のあと次のように語った。
-ひろスポ! 勝ち点を重ねることで、自信を取り戻したという選手もいる。監督としてはこのいい流れについてどう思うか?
ヨンソン監督 それはその通りだね。コンフィデンス(自信)…。勝ち点を積み上げることで得る自信もある。加えて選手たち自身が試合内容を肌で感じて”やれてるな”という部分。それが選手の言う自信に繋がっていると思う。前節、オフェンスでパスが繋がらないなど技術的なミスも出たけども、その中でもいいディフェンスができていた。だから勝ちに結びつけることができた。カップ戦(天皇杯)は勝てなかったけどもいいパフォーマンスが随所に見られた。そういうことによって積み重ねたもの、それが自信になっていると想像しますね。
練習の合間にパトリックと話をするヨンソン監督
一方のコンサドーレ札幌は前節、最下位のアルビレックス新潟とホームで引き分けた。スコアは2-2。0-2から後半に追いつかれた。
コンサドーレ札幌の最近5試合は●〇〇●△
参考までに清水エスパルスは●●〇●●と失速中…
前日練習では主力組に稲垣、椋原、フェリペ・シウバが加わった。椋原は前節に続く4バックの左サイド、稲垣は青山とのダブルボランチ、フェリペ・シウバはパトリックの後方から幅広い動きで攻守のキーマンになる。
左サイドバックの椋原は守りを固めながら決定的なクロスを狙う
青山とボランチを組む稲垣についてヨンソン監督は「このところずっといいパフォーマンスを見せている」と評価
フェリペ・シウバは全体練習後もシュート練習
フェリペ・シウバは現在、途中出場から天皇杯と合わせて3試合連続ゴール中。第26節のセレッソ大阪戦でパトリックからのパスを受け”初ゴール”を決めてから勢いに乗っている。
フェリペ・シウバの話
今のチームは負けない。あすも勝つことだけ考えてピッチに立ちたい。みんなでやってきたことを自信を持って続けたい。(好調の要因は)チーム全体がひとつでも上の順位へ、という気持ちで、いい状態だから自分にもいい影響があるのだと思う。ヨンソン監督は自由に前の3人にプレーさせてくれる。ゴールだけじゃなくて勝ち点3に届くためのプレーをみんなと一緒にやっていきたい。