加藤後援会長はサッカースタジアム検討協議会でもサッカースタジアム建設へ向け、積極的に発言
ひろスポ!では昨年末、日刊広島新聞社(発行人・山本茂生、電話082・227・2890)発行の「日刊廣島」10月21日付紙面の一部をそのまま引用させていただきながら、昨年9月29日の広島市議会総務委員会のやりとりとその中の課題などを報告した。
以下はその中の一部。
広島のサッカースタジアム問題、活発化せず市議会閉幕、広島市の松井市長とサッカースタジアム問題Ⅷ、市の総務委員会から考える(6)
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創刊71年の日刊廣島「平成29年元日」紙面でもサッカースタジアム問題に関連する特集が組まれている。
この中にはサンフレッチェ広島後援会長の加藤義明氏(株式会社中電工相談役)のロングインタビューも掲載されている。加藤氏は2008年1月から後援会長を務め、スタジアム問題も含めてサンフレッチェ広島とサポーター、市民・県民のために様々な場面において尽力してきた関係者のひとり。サッカースタジアム検討協議会の委員としても、積極的に発言して「早期実現」を目指してきた。
サッカースタジアム検討協議会が開催されたのは2013年6月から2014年11月。「検討協議」を終えてからだけ数えてももう2年以上が経過したが、その時点と2017年元日の時点で、「スタジアムの何が大きく変わったか?」と問われても「現実的には場所すら決まっていません」というのが実情だ。
日刊廣島に掲載された加藤氏のインタビューから、その要旨を以下、箇条書きにする。
・(スタジアム建設場所は)便利さで言えば個人的には基町がいい。早く造ってもらわないといけない。私も年寄りですから、新しいスタジアムが見られないってことになる。場所が決まって、設計、予算を組んで、で5年はかかる、完成が10年先では遅すぎる。
・他都市にも応援にいきますが、駅から降りて遠いと辛い。割とへんぴなとこもありますが、(エディオンスタジアム広島のように)山の向こうへ行くところは少ないですね。
・ヨーロッパの例も勉強しました。紙屋町から5キロ圏内は都心だと思います。(サッカースタジアム検討協議会などで)観音の飛行場跡地がいいとずっと言い続けてきたのですが、道路が狭いなどの理由で聞いてきただけませんでした。私は県体育協会の会長をしていましたので、観音に総合的なスポーツ施設をと思っていました。
・野球に比べて試合数は少ないですが、多目的スタジアムなら他の競技もできる、コンサートや他のイベントでも使えます。吹田スタジアムでは見本市もできるようフロアを広くとっています。そのほかスポーツジム、展示場、修学旅行生がお弁当を食べる場所、そんな地域に合ったデザインが欲しいですね。海外では都市スケール、サッカーへの熟度は違いますが、結婚式、ホテル、病院が一体となっていたりします。商工会議所が一体となってもいいでしょう。
・(旧広島市民球場跡地と中央公園のどちらがいいと思うか問われ)基町地区ならどちらでもいい。広さで言えば中央公園。交通の便はほぼ同じ。協議会の中でも基町地区は抱き合わせで基町地区かみなと公園か、となっていました。
・中央公園で可能性が見いだせれば一番いいですね。地元の了解もいり簡単ではないでしょうが早く造って欲しい。
・(期限を決めて進めて欲しいか、の問いに)様々な調整があり期限を切るのは難しいでしょうが早く決めて欲しい。
・商店街など地域の方々の声が出ていないですよね。地元の方がどんなものが欲しいかという声が出てもいいと思います。早くよい結論が出るよう期待します。
2017年1月1日の基町高層アパートと中央公園(手前)
広島新サッカースタジアム取材班
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