山陽に五回コールド勝ちして準々決勝に進んだ広島商(トップ画像左)
(第100回全国高校野球選手権広島大会第7日、7月24日)
西日本豪雨の影響で3度、開幕日が延期され全国で最後のスタートとなった広島大会は予備日の23日を挟み7月24日、県内3球場でベスト8を懸けた4回戦に突入した。
尾道市のしまなみ球場、第1試合では広島商が山陽を11対0五回コールドで押し切りベスト8に進んだ。
広島西地区同士の好カードは気温30度を超える猛暑の中でプレーボール。先攻の広島商は初回、ヒットこそなかったが、2つの四球を選び、山陽先発の2年生・若田賢太は、いきなり30球近くを投じる苦しい立ち上がりになった。
続く二回、広島商は山陽・若田の制球難に乗じて打線が繋がる。この回先頭の六番・山路祥都(2年)が死球で一塁に歩くと、続く村上光瑠(3年)も四球で出塁。八番を打つエースの中村光希の絶妙のバントで二、三塁とすると、九番・水岡嶺(2年)が追い込まれながらもセンター前に弾き返してまず1点…
さらに押し出しを挟んで三番・天井一輝(2年)もセンター前に2点タイムリー。けっきょくこの回、終わってみれば計5安打5四死球で大量8得点のビッグイニングに…。
投げては中村光希が4回を無四球無失点で乗り切っり、ここまで2試合で17得点の山陽打線に反撃の機会を与えなかった。
広島商はノーシードからの4試合で計2失点と堅い守りが光る。