ユニホーム姿のこどもたちからの義援金を受け取るパトリック選手(トップ画像中央)その右は森崎浩司アンバサダー、パトリック選手の左は水本裕貴選手、画像左端は池田誠剛フィジカルコーチ
サンフレッチェ広島は7月23日午後1時20分からおよそ40分間、広島市中区の地下街シャレオ中央広場で西日本豪雨災害などへの復興支援のための街頭募金活動を行った。
サンフレッチェ広島はJ1リーグ後半戦開幕を5日に控えた7月13日、やはり広島市内3ヵ所で「がんばろう広島、平成30年7月豪雨募金活動」を実施。
また7月18日にエディオンスタジアム広島で開催されたJ1第16節、ガンバ大阪戦の試合会場でも募金活動を行い、キックオフ前に黙とうを捧げたあと、左腕に喪章を巻いてピッチに立った。
募金額合計は23日分も合わせると3,652,043円となった。
それにしても前の日の午後6時キックオフの第17節、名古屋グランパス戦(愛知県豊田市・豊田スタジアム)に出場した主力選手が広島に戻ってきたその足で、マチナカに出て義援金募金活動を行うのは間違いなくレアケース。
第18節、浦和レッズ戦(7月28日、エディオンスタジアム広島)を6日後に控え、この日も募金活動を終えた選手たちは練習会場に移動するという強行日程になった。
だが、この”プラン”をクラブ側に提案したのは城福浩監督だったという。J1リーグで首位を行くチームの指揮官は、前回地下街シャレオで行われた募金活動のあと次のように語っている。
城福浩監督の話
我々は県民の方々に支えられています。こういう苦しい時にできることがあれば、ピッチ外でもやっていきたい。試合前なので選手のコンディション的には試合に照準を合わせたいところですが、それより大切なことがあります。こうした活動を通して選手もひとつになれる。みなさんから「応援しています」「一緒にがんばりましょう」と声をかけていただきました。改めてモチベーションが上がってきました。災害に遭われたで苦しんでいる方、そんな中で努力されている方たちの力になれるよう、広島県民のみなさんと一丸となって戦いたいと思います。
山本拓也 代表取締役社長の話
前回もこちらの場所で募金活動をさせていただきましたが、一回で解決する話ではございません。他のクラブのみなさんにもご協力いただいておりますし、継続してやっていきたいと考えています。(県内外の被災規模を考えれば)いつまで…、というのも難しい状況ですが、当面8月いっぱいはホームゲームでの募金活動を続けますし、選手は喪章を巻いてピッチに立ちます。きょうの募金活動も城福監督からの提案で実施することができました。やはり広島のチームとして(広島を)引っ張っていきたいという思いでおります。