アンジュヴィオレ広島を率いて1シーズン目で、チャレンジリーグWESTの1位で順位決定戦に臨んだ貞清健一監督だったが…トップ画像は第1節、先制したあと追加点を狙いに行く貞清監督
なでしこリーグ3部に当たるプレナスチャレンジリーグのプレーオフ、1位から4位までの順位決定戦の第3節最終日が9月15日、午前11時から神奈川県横浜市の大和なでしこスタジアムで、午後2時から静岡県裾野市の時之栖スポーツセンター裾野グラウンド天然芝であった。
大和なでしこスタジアムでは第2節まで1分け1敗で3位のアンジュヴィオレ広島が同1勝分けで3位の大和シルフィードと対戦。前半20分と同30分に失点する苦しい展開となり、後半アディショナルタイムにキャプテン足立英梨子のゴールで1点を返したものの1-2で敗れた。
ショートの数は9本と5本でアンジュヴィオレ広島が上回ったものの、肝心の守備で2失点では勝てない。この結果、アンジュヴィオレ広島は2位以内に入れず、2シーズン続けて2部昇格を逃した。
時之栖スポーツセンター裾野グラウンド天然芝では第2節まで1分け1敗で4位のJFAアカデミー福島と同1勝分けで首位を行くFC十文字VENTUSが対戦、1-1で引き分けた。
この結果、最終節でFC十文字VENTUSを逆転した大和シルフィードが1位となりなでしこ2部へ自動昇格。2位のFC十文字VENTUSは入れ替え戦に回り、3位はJFAアカデミー福島、アンジュヴィオレ広島は4位に終わった。
アンジュヴィオレ広島は第1節、第2節をホームのエディオンスタジアム広島で戦い、第1節のFC十文字VENTUS戦では前半早々に先制点。最高の形で順位決定戦をスタートしたかに見えたがその後2点を失い逆転負け。第2節のJFAアカデミー福島でも先制しながら追いつかれた。
FC十文字VENTUS戦では1点を先制したあと、明らかに相手は浮き足立っていた。そこで2点目を奪っていれば、順位決定戦の結果は大きく違ったものになっていたかもしれない。
アンジュヴィオレ広島はチャレンジリーグWESTで全15試合を戦い、8勝4分け3敗の勝ち点28で1位フィニッシュ。総失点は全12チーム中最少と堅守を誇っていた。
JFAアカデミー福島はWEST2位で勝ち点24。大和シルフィードはEAST1位で勝ち点30、FC十文字VENTUSは同2位で勝ち点27だった。
結果的にはリーグ戦の勝ち点と順位決定戦の勝ち点の順位が入れ替わったのはアンジュヴィオレ広島だけ、だった。
最終順位
1位 大和シルフィード 勝点7 得点4 失点2 得失点差+2
2位 FC十文字VENTUS 勝点5 得点4 失点3 得失点差+1
3位 JFAアカデミー福島 勝点2 得点2 失点3 得失点差-1
4位 アンジュヴィオレ広島 勝点1 得点3 失点5 得失点差-2
第2節終了の順位
1位 FC十文字VENTUS 勝点4 得点3 失点2 得失点差+1
2位 大和シルフィード 勝点4 得点2 失点1 得失点差+1
3位 アンジュヴィオレ広島 勝点1 得点2 失点3 得失点差-1
4位 JFAアカデミー福島 勝点1 得点1 失点2 得失点差-1
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