やるか、やられるか…
勝負の世界は厳しい。
そこに1部リーグ昇格や、下部リーグ降格がかかっていれば、まさに死闘
ゆえに、一度劣勢に回った側は、相手から徹底的に攻め込まれる、例え倒れようとも相手は馬乗りになって叩き潰しにかかってくる…
広島ドラゴンフライズはB11昇格への天王山に据えた”3月決戦”、そのヤマ場であるはずの敵地での3月16日、17日の試合に連敗した。GAME1 のスコアは72-79。GAME2は66-90で”中国ダービー”における歴史的敗戦を喫した。まさに刀折れ矢尽きたかっこう。連敗は5に伸びてチームワースト…
広島ドラゴンフライズ66-90島根スサノオマジック
1Q:11-21
2Q:15-23
3Q:25-20
4Q:15-26
対戦成績:29勝20敗
会場:米子産業体育館
これで広島ドラゴンフライズの得失点差はわずかに+17…
もはや”Bクラス”転落も時間の問題となってきた。
B.LEAGUEが誕生して3季目。B2は残り11試合。B1ではすでにリンク栃木ブレックスがレギュラーシーズンの14試合を残し、17日にはチャンピオンシップ進出を決めた。今はそういう時期、である。
B2を俯瞰すると…
東地区首位の群馬クレインサンダーズが2位の茨城ロボッツに4ゲーム差をつけ、36勝13敗の貯金23、勝率・735で首位、得失点差は+500もある。
東地区2位のFイーグルス名古屋は群馬クレインサンダーズに7ゲーム差をつけられた。広島ドラゴンフライズは前節、Fイーグルス名古屋戦にも連敗した。
中地区では信州ブレイブウォリアーズが39勝10敗、貯金29を溜め込み勝率・796と・800目前。得失点差はやはり+489だ。
そして広島ドラゴンフライズの西地区。年明けからの熊本ヴォルターズとの首位争いで途中から優位に立ち、広島ドラゴンフライズに連勝したことで島根スサノオマジックは36勝13敗、貯金23で勝率・735。追いかける熊本ヴォルターズも35勝14敗でゲーム差はわずかに1。
得失点差は島根スサノオマジックが+375、熊本ヴォルターズが+331。
熊本ヴォルターズはワイルドカードではトップに立つ。そこまで広島ドラゴンフライズは6差。仮に広島ドラゴンフライズが残り試合に全勝しても 熊本ヴォルターズ5勝でもう追いつけない。
島根スサノオマジックは”あの日”、広島ドラゴンフライズのすさまじい執念を跳ね返し、B1昇格の夢を果たし、わずか1年で夢破れてまたB2の舞台に戻ってきた。
一方、悲願のB1昇格を果たしたライジングゼファー福岡が今どうなっているか、と言えば西地区ダントツ最下位で、ワイルドカードでも12チーム中11位に沈む。
このままではライジングゼファー福岡も島根サノオマジックと同じように1シーズンでB2逆戻り、となるかもしれない。
今季、開幕前には広島・島根・熊本の3強争い、との見方が強かった。
その中でも熊本ヴォルターズは昨季のB1・B2入れ替え戦で、富山グラウジーズ相手に85‐88のスコアで敗れており、今季にかけるモチベーションは十分過ぎるほどだった。
島根スサノオマジックの選手たちは、熊本ヴォルターズの影に脅かされ続けている、というのが現状だろう。
広島ドラゴンフライズと島根スサノオマジック、熊本ヴォルターズ、ライジングゼファー福岡
好敵手がいるから、その地域は強くなれる。
それでもB1の壁は高く、分厚いのである。
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