朝山正悟残り41秒で3Ｐを2本沈めて大逆転、77－75のスコアで広島ドラゴンフライズ5連勝

2020年01月04日: 編集部

残り9秒7で決定打を放った朝山正悟（左）と喜ぶ選手たち

広島ドラゴンフライズは１月４日、広島サンプラザホールで２０２０年最初の試合に臨み、１０連勝中だった茨城ロボッツから最後の最後に白星をかっさらった。広島ドラゴンフライズは５連勝。

厳しい表情を見せる茨城ロボッツのアンソニー・ガーベロットヘッドコーチ

試合後、茨城ロボッツのアンソニー・ガーベロットヘッドコーチはコメントの中で「Disappoint」を連発。さらに「残り２分まで我々は試合をコントロールしたが、アサヤマのTwo big 3poitにやられた、これで今シーズン、広島ドラゴンフライズさんには２点差負け３度…こうしたチームを作り上げたコーチスタッフ、選手のみなさんは大きな尊敬に値する」と潔かった。

試合は第１クォーター19－10と広島ドラゴンフライズが優位に立ったが、その後は第２クォーター開始早々に同点となり、前半は34－39とビハインドの展開に。55－52のスコアで最終クォーターに入ると、残り7分で60－60となり、そこからは茨城ロボッツの攻め手が上回りそうな流れになった。

66－69、残り3分、ジャマリ・トレイラーのダンクがリングに嫌われ、さらにその直後、ジャマリ・トレイラーは5ファウルで谷口大智がコートへ。

残り1分22秒、谷口大智の3Pが決まって、71－70。残り57秒で71－72。

そして残り42秒で朝山正悟が3P を沈めて74－72。

残り30秒、アレクサンダー・ジョーンズのフリースローに場内、ブーイングの嵐。2本目が外れて74－73。

どちらに転んでもおかしくなかった空気がコートを支配して残り9秒7、朝山正悟が勝利を確定させる3P を決めてアリーナの興奮が最高潮に達した。

茨城ロボッツはこれで17勝14敗となり愛媛オレンジバイキングスと同率のワイルドカード１位をキープ。広島ドラゴンフライズとはプレーオフで当たる可能性がある相手で、そういう意味でも”封じ込めておく”必要がある。

残り9秒7で朝山正悟…

朝山正悟
…3Pが決まってファンと喜び爆発

B2第17節GAME1
広島ドラゴンフライズ 77-75 茨城ロボッツ
1Q:19-10
2Q:15-29
3Q:21-13
4Q:22-23
入場者数: 2,271人
おりづる賞:#30古野拓巳
MOM:#2朝山正悟

マンオブザマッチは古野拓巳と茨城ロボッツの眞庭城聖、古野拓巳は10アシストで安定した数字を残し続けている

【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#2朝山正悟、#8グレゴリー・エチェニケ、#24田中成也、#30古野拓巳
茨城:#6小林大祐、#17アレクサンダー・ジョーンズ、#25平尾充庸、#27眞庭城聖、#32ダニエル・オチェフ

【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#8グレゴリー・エチェニケ20点
#2朝山正悟 15点
#30古野拓巳 15点
◆リバウンド
#0ジャマリ・トレイラー 10リバウンド
#8グレゴリー・エチェニケ10リバウンド
◆アシスト
#30古野拓巳 10アシスト

茨城ロボッツ
◆得点
#27眞庭城聖 20点
#17アレクサンダー・ジョーンズ14点
#2福澤晃平12点
#6小林大祐 11点
◆アシスト
#27眞庭城聖8アシスト

広島ドラゴンフライズ堀田剛司ヘッドコーチの話
タフなゲームをものにできた。ファストブレイクで相手に22点取られている部分が気になる。タフショットになった時によく走られているのでそこを注意しなければならない。あとはターンオーバーも多い。集中して私たちの出せる一番良いパフォーマンスを出していきたい。

朝山正悟主将の話
決めてやろうとかよりいつも通り打てたかなと。とにかく今日は我慢の展開が多かった。たまたま自分がMOMを貰ったが最後あのフリースローのところでファンの皆さんが相手の1本を落とさせたことが大きかったと思う。今日のMVPはファンの皆さんじゃないかなと思う。

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