佐々岡監督の心中はいかに…(画像)
マツダスタジアムでは4月7日、3日間の休養日明けとなった広島一軍が全体練習を再開させた。
この日の午後には東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7府県を対象に緊急事態宣言が出される。同地域には巨人、ヤクルト、西武、ロッテ、DeNA、オリックス、阪神、ソフトバンクの8球団が本拠地を置いている。
また新型コロナウイルス感染者を出した阪神と二軍戦を行い感染が心配される中日、国内初の道内緊急事態宣言が発令された北海道を本拠地とする日本ハムは、いずれも自主練習もしくは活動を見あわせており、ヴィッセル神戸”繋がり”の楽天もしかり。なので、全体練習をこの日実施できたのは広島だけ…
しかし、その練習も午前10時から正午までの2時間で、投手はランニングが中心、野手はフリー打撃が中心となった。(8日からは午前午後、2班に別れてより”密”ではない環境下で練習する予定)
そのフリー打撃。本来なら快音連発のはずの鈴木誠也や西川龍馬でも思うような打球を飛ばすことができず、期待の小園海斗もさっぱり。総じて”打線低調”な中、スイングをコンパクトなものにマイナーチェンジ中のメヒアひとりがレフトコンコースに大きなアーチをかけ、あす開幕してもダイジョーブ?
だが、安倍首相から緊急事態宣言が出されれば、国内スポーツの今後もまったく見通しの立たない状況となり、この先一カ月、球界にも様々な制約が生じることが予想される。
現在、白紙となっているプロ野球の開幕日が固定されるメドすら立っていない。
こうした状況下では快音連発…とはならないのも当然と言えば当然。投手陣と野手陣の動きをノックバットを手に見て回った佐々岡監督も、チームのモチベーションをどう維持していくか、難しいかじ取りを迫られている。