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2020年07月05日
編集部

サンフレッチェ広島コロナ乗り越え、4カ月ぶり公式戦でまた3-0快勝!レアンドロ ペレイラ先制点と3点目、浅野雄也J1初ゴール、大迫敬介好セーブ連発で城福浩監督「試合ができたことに感謝」

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浅野雄也
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    飛翔会

  • 2

    ダグ

  • レッドヘルメット

走れ!J1の先頭を!(画像は左から佐々木翔、浅野雄也、東俊希)

サンフレッチェ広島がコロナの危機を乗り越え、4カ月ぶりの公式戦でJ1第1節に続いての3-0快勝劇を演じた。

タレント揃いのヴィッセル神戸を相手に、アンドロ ペレイラが先制点と3点目をマーク、途中出場の浅野雄也がJ1初ゴールをあげた。守っては不動の3バックを中心に全員で苦しい時間帯をしのぎ、GK大迫敬介はセットプレーなどで好セーブを連発した。試合後、城福浩監督は「試合ができたことに感謝したい」と話し、リモートでの次節、ホームゲームに意欲を示した。

……

2月16日のJリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第1節、FC横浜戦2-0勝利。続く2月23日のJ1第1節、鹿島アントラーズとのホームゲームも3-0快勝…

しかしそのころ、一気に新型コロナウイルス感染拡大となってサンフレッチェ広島は予期せぬ敵に行く手を阻まれた。練習環境は厳しくなる一方で、度重なる試合再開延期の知らせに開幕連勝の勢いは失われて行った。

3月半ば、「順風満帆な準備期間が実は一番怖い」と話していた城福浩監督はやがてその臨戦態勢を解かざるを得ない状況にまで追い込まれる。4月半ばからクラブの活動は自粛されその期間も延期された。5月半ばには新型コロナウイルス感染者を受けている広島大学病院(広島市南区)を仙田信吾社長以下、チームのみんなで訪問した。その日、城福浩監督はこう話していた。「ゲームの中でのケガはあるかもしれませんが、それ以外ではケガをさせないこと。選手層の厚さの勝負になってきますので、そこはしっかりとやっていきたいと思っています」

そして待望のリーグ戦再開の日。敵地、ノエビアスタジアム神戸に乗り込みスタメンに名を連ねたのはこれまでの2戦と同じ顔触れだった。

就任3年目を迎えた城福浩監督とその集大成とも言えるシーズン。4カ月のインターバルを経ても戦い方のコンセプトは不変だった。全員でシステマチックな守備、守りの連動を重視して、攻撃ではセットプレーを大事に、個の力でも得点の可能性を高めていく。

その共通理解をそのまま、アウェーのピッチで実践できた。得点が入るたびにリモート声援のボリュームが上がった?が、最後まで相手にゴールを割らせなかった。

ヴィッセル神戸戦スタメンと選手交代、サブメンバー

先発
GK
大迫敬介
DF
野上結貴
荒木隼人
佐々木翔
MF
ハイネル
川辺駿
青山敏弘(86分柴崎晃誠)
柏好文(20分浅野雄也)(86分藤井智也)
ドウグラス ヴィエイラ(61分東俊希)
森島司
FW
レアンドロ ペレイラ

サブメンバー
林卓人、井林章、藤井智也、エゼキエウ

 

参考1
JリーグYBCルヴァンカップ第1節、FC横浜戦メンバー

先発
GK
大迫敬介
DF
野上結貴
荒木隼人
佐々木翔
MF
ハイネル(87分藤井智也)
川辺駿
青山敏弘
柏好文(79分浅野雄也)
ドウグラス ヴィエイラ
森島司(70分東俊希)
FW
レアンドロ ペレイラ

サブメンバー
林卓人、井林章、柴崎晃誠、永井龍

 

参考2
明治安田生命J1リーグ第1節、鹿島アントラーズ戦メンバー

先発
GK
大迫敬介
DF
野上結貴
荒木隼人
佐々木翔
MF
ハイネル
川辺駿
青山敏弘(86分松本大弥)
柏好文(66分浅野雄也)
ドウグラス ヴィエイラ(77分東俊希)
森島司
FW
レアンドロ ペレイラ

サブメンバー
林卓人、井林章、藤井智也、永井龍

参考3
2019年の明治安田生命J1リーグ第34節第1日(12月7日午後2時3分キックオフ、エディオンスタジアム広島)ベガルタ仙台戦メンバー

GK大迫敬介
DF野上結貴
DF荒木隼人
DF佐々木翔
MFハイネル
MF川辺駿
MF稲垣祥
MF柏好文
MF東俊希
MF森島司
FWドウグラス ヴィエイラ

サブメンバー
林卓人、井林章、清水航平、松本泰志、青山敏弘、渡 大生、レアンドロ ペレイラ

……

 

前半早々にアクシデント発生。2季連続で全試合出場の柏好文が右太ももを右手で抑えて倒れ込んだ。そのまま担架運び出され交代でピッチに立ったのは浅野雄也。鹿島アントラーズ戦で柏好文に代わって出番が回ってきたのは66分。ずいぶん早くにチャンスが巡ってきた。

先制点は35分のセットプレー。左CKで森島司の右足から放たれた絶妙の軌道に、ニアでノーマークだったハイネルが頭で擦らせた。するとファーにいたレアンドロ ペレイラの左足元へ。あとはインサイドで押し込むだけ。スカウティングの成果による貴重なゴールになった。

「前半、相手に持たれる時間が長かったんですけど、よく我慢してペナに入られるシーンはそんなになかった。ちょっとピンチが1、2回あったかもしれませんが、そこをしのぎきれた。セットプレーで最初に点が取れたあと崩れなかったのが大きかった」(城福浩監督)

前半の支配率はヴィッセル神戸の61パーセント…

交代枠は5人に広がったが互いに前半終了時のメンバーが後半のピッチへ。まだ探り合いが続いていた。

そして貴重な追加点が浅野雄也の左足で生まれた。

48分、柏好文が抜けても左サイドから展開するサンフレッチェ広島。青山敏弘から川辺駿へと繋ぎ、酒井高徳の背後にいた浅野雄也の飛び出しに合わせてラストパスが供給された。GK飯倉大樹が体を投げだして止めにきたが、浅野雄也は冷静にJ1初ゴールを流し込んだ。

そのあと猛攻に転じたヴィッセル神戸。アンドレス イニエスタやかつての僚友ドウグラスが強烈なシュートを打ってきた。65分のFKではドウグラスの一撃が5枚の壁の上を越して巻いてきた。大迫敬介の右パンチングが枠内にきたところを弾き出した。

80分、競り合いで粘った青山敏弘が途中出場の東俊希にパスを送る。東俊希は利き足の左でレアンドロ ペレイラに渡す…ここも見事に決まって「選手層の厚さの勝負」あり、となった。

FC東京、セレッソ大阪とともに2戦2勝としたサンフレッチェ広島は実に4カ月も首位をキープしている。しかもJ1唯一の失点ゼロ…誰もが経験したことのない日々を過ごす中で、結果を出す。ある意味ミラクルな90分間を実践できたことが、次節にどう繋がるか?

リモートのエディオンスタジアム広島では、どんな劇的シーンが待っているだろうか…(ひろスポ!・田辺一球)

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