ソフトバンク戦3連勝の打の立役者、美間(左端)
ウエスタン・リーグ、山口・由宇練習場であった広島対ソフトバンク戦は7対0で広島が快勝した。このカード3連勝の広島は56勝34敗6分、勝率6割2分2厘として、62勝35敗2分で勝率6割3分9厘の首位ソフトバンクに2・5ゲーム差と急接近した。
広島は残り8試合。ソフトバンクは残り9試合で広島の最終カードは9月22日、23日に由宇練習場であるソフトバンク戦の予定。
広島は一時独走態勢に入っていたソフトバンクを相手に意地の3連勝を果たした。
先発の小野は初回の二死三塁を切り抜けると、六回の無死三塁、九回の二死満塁も踏ん張って6安打完封勝利をマークした。
打線は三回、先頭の安部がソフトバンク先発の山田から粘って四球を選ぶと、上本が送って一死二塁。三番・岩本は三遊間をゴロで抜くヒットで一、三塁。ここでエルドレッドが追い込まれながら軽~く中犠飛を放ち先制した。続く五番・栗原は遊ゴロに倒れた。
四回には当たりの出てきた六番・下水流が左翼越え二塁打。すかさず七番・美間が左翼フェンス越えに8号ツーランを放ち200人以上のファンが詰めかけたスタンドを盛り上げた。
3対0のまま迎えた八回は、岩本中前打、エルドレッド四球、代打中村憲の送りバンドは投失を招き無死満塁。土生の中犠飛で加点するとさらに一死二、三塁からまたもや美間が左翼越え9号スリーランを豪快に放ち試合を決めた。