画像は床田
6月21日 〇5-3阪神 マツダスタジアム
通算68試合31勝35敗2分け、首位ヤクルトに12・5差の3位浮上
交流戦18試合5勝13敗の最下位
18時開始・2時間53分、24,339人
相手先発 西勇●5回7安打5失点
本塁打 -
登録 持丸、羽月
一番ライト野間
二番レフト宇草
三番セカンド菊池涼
四番ファーストマクブルーム
五番サード坂倉
六番キャッチャー曾澤
七番ショート小園
八番センター上本
九番ピッチャー床田〇(12試合7勝3敗)7回98球4安打2失点(自責2)
森浦H
栗林S(21試合1敗14S)
交流戦惨敗が尾を引き、神宮球場でヤクルトに3連敗して今季ワーストの借金5となった広島と、交流戦快進撃で最大16あった借金減らしに成功sて3日前、広島を抜いて3位に浮上した同じく借金5の阪神。
両者の対戦は普通に考えれば阪神有利…
ところがこれまでの対戦成績は広島の7勝1分けと完全にワンサイド…
…で、蓋を開けてみるとやっぱり?5対3で快勝した広島が連敗を5で止めて、阪神を抜き返して3位に返り咲いた。
この試合のカギを握ったのは鉄腕28号、の床田。ある広島OBは交流戦終了に「パ・リーグの打線に向かっていった床田のような投球がベスト、探ろうとすると球数が増えて自分のピッチングを苦しくする」とその姿勢を高く評価していた。
そのバロメーターとなるのが阪神打線を牽引する四番佐藤輝、五番大山との勝負!
床田は今季、すでに2度阪神打線を相手に投げて計16イニングで失点はロハスに許したソロだけ。特に完封勝ちした5月10日の甲子園ではやはり西勇と投げ合い、佐藤輝、大山を無安打1四球(大山)にねじ伏せた”実績”がある。
この日もふたりに対して共通していたのは少ない球数で向かっていったこと…
二回
佐藤輝…先頭打者で迎えて真っすぐ2球をインハイに投げてファウルのあと遊飛
大山…無走者で迎えて真っすぐストライク、真っすぐボール、パームボールのあと4球目真っすぐで右飛
四回
佐藤輝…二死二塁で迎えて初球高目146キロで中飛(センター上本前に突っ込みダイビングキャッチ)
五回
大山…先頭で迎えてカーブストライク、ツーシームボール、真っすぐファウルのあとの4球目151キロで中飛(左中間大きな当たり)
七回
佐藤輝…無死一塁で迎えてツーシームストライク、ツーシーム空振りのあとの3球目147キロを内角に投げ込み左飛
大山…インローに投じた初球、完璧に捉えられて18号2ラン
最後は打った大山を褒めるべきで、弱点とされるインハイを意識させ佐藤輝をフライアウト3つで料理して大けがしないピッチングができた。
逆に広島打線は西勇の両サイドの揺さぶりに合いながらも五回、5安打を集めて4点を奪い試合の流れを引き寄せた。
初回に先制適時打したマクブルームもどういう訳か阪神戦では殊勲打を連発。対戦打率は実に・419と”虎退治”の先頭に立っている。(ひろスポ!田辺一球)