画像は今季、一番打者に固定されかけた野間峻祥、左は朝山東洋打撃コーチ
広島の新井貴浩監督が11月26日、広島県廿日市市の宮島ボートレース場であったYouTube生番組に出演してファンを驚かせた。今回のオファーは監督就任以前にあったもので、堂林翔太内野手の妻でフリーアナウンサーの枡田絵理奈さんと番組で共演した。
もちろんふたりが野球の話をする訳ではないが、新井貴浩監督は果たして来季、野手の中では経験値の高い堂林翔太をどう使おうとしているのか…
イベントには番記者たちも駆け付けた。指揮官はサービス精神旺盛。問われると、来季の一番打者についてその思いを語った。
今季、広島で一番を打った選手は堂林翔太も含めて8人もいた。これでは落ち着いた攻めはできないだろう。
開幕は西川龍馬。しかし23試合目で大盛穂を1試合挟み堂林翔太に交代。
これも12試合しか続かずそこからは5月11日にはチームが首位に浮上したにもかかわらず一番の入れ替えが増え、新人の中村健人が3試合試された後5月20日からは野間峻祥が一番に入った。
一方、開幕6連勝の貯金は6月5日にゼロとなり、同時に西川龍馬と大瀬良大地が登録を抹消され11日から借金生活へ。6月後半は上本崇司も一番を打つツープラトンになり、宇草孔基の一番もあった。
7月半ばから8月半ばまでは24試合続けてまた野間峻祥が一番。しかしチームは一瞬貯金1としたあと借金を抱えたままとなり、攻撃力で勝ちを重ねることはでないまま、また相手の先発に応じた一番、という形に戻った。
言うまでもなく新井貴浩監督がそのバットでチームを引っ張った2016年からのリーグ3連覇では完全に「一番田中広輔」が固定されていたし二番も菊池涼介だった。
一方、新井貴浩監督が43本塁打でタイトルを取った2005年の一番は開幕からしばらく尾形佳紀のあと、木村拓也、森笠繁、末永真史、緒方孝市、松本高明、廣瀬純、福地寿樹、野村謙二郎…と大変なこと?になっていた。当時の山本浩二采配と今季の佐々岡真司采配は酷似?
なお2005年は剛腕・黒田博樹も15勝でタイトル!…なのに最下位だった。
これらを参考に新井貴浩監督がどんな決断を下すのか?
これも参考資料に過ぎないが「カープ昭和50年初優勝」の原動力「機動力野球」は一番大下剛士、二番三村敏之…である。まだ新井貴浩監督が2歳の時の話ではあるが…