画像はJR広島駅に集まった広陵ナイン、左から二人目が高尾響投手、画像奥一番の長身が真鍋慧選手
8月6日に開幕する第105回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)に広島県代表として出場する広陵高校が8月1日午後、JR広島駅で壮行式に臨み甲子園に向け出発した。3日に抽選がある。
広陵高校は24回目の出場で北海(北北海道)40回、仙台育英(宮城)の30回に次ぐ。当然、他校からもマークされる存在で悲願の夏優勝へ激闘続きになる。
レギュラークラスの選手はいずれも高いレベルにあり、控え投手の層も厚い。
ただ、「名前」で言えば「広陵のボンズ」と呼ばれて久しいプロ注目の真鍋慧一塁手(3年)と県大会決勝で粘る広島商打線を振り切った高尾響投手(2年)がどうしても注目されるだろう。
高尾響が県大会で持てる力を存分に発揮した一方で真鍋慧の方は気負いが仇になって数字の方は打率2割5分、1本塁打、5打点に止まりとなり自己採点も「30点」。
春・春・夏と今回が3度目の大舞台となる真鍋慧はまだ聖地で柵越えがないが、そこは高校通算62本塁打のパワーをチームのためにどう使うのか?
「チャンスで回ってきたら、必ずランナーを返してチームのために、貢献したいです」
4強まで勝ち進みながらその先の壁に阻まれた今春のセンバツの反省と悔しさも握るバットに込めて、どっしりと打席で構えることができれば結果の方はついてくる。